脳内妄想で作るな!顧客に価値を届けるプロダクトディスカバリーの進め方
思い込みで創らない。アウトカムを生むプロダクトディスカバリーへの挑戦 第3回
コロナ禍をはじめ、外部環境の変化や顧客の要求水準の高まりから、市場競争が激化しています。不確実性が高まり課題やニーズが目まぐるしく移り変わる状況だからこそ、腰を据えて顧客の課題に向き合う必要があります。「PMのセンス」や「思い込み」でプロダクトを創ることは、避けるべきでしょう。本連載では、仮説検証を絶えず回してアウトカムを生み出し続けるRettyの、プロダクトディスカバリーの取り組みを紹介します。第3回はPM・田中大登による、「顧客に価値を届けるプロダクトディスカバリーの進め方」です。
プロダクトディスカバリーの必要性
2022年5月28日に行われたResearch Conference 2022で、東京都副都知事・デジタル庁の宮坂さんは「世の中悪いサービス・プロダクトを作ろうとしている人はあまりいない。みんないいサービス・プロダクトを作ろうとしているが使う人がいなかったり、満足度が低いものになっていたりするのが現状」と話されていました。過去ツイートからも良いサービスを作るために当たり前のスタンダードとして、脳内妄想で作らず顧客を見る重要性を説かれています。
脳内妄想で作るな、組織より顧客を見ろ、自分で顧客に会え、データを見ろ、日本一のヘビーユーザーになれ、世界の類似サービスは使い倒せ、結果は数値で語れ。民間でも行政でも良いサービスを作るための基本は同じはず。全部当たり前なことだけど当たり前のスタンダードを少しづつ複利で上げ続ける。
— 宮坂 / miyasaka (@miyasaka) February 19, 2021
現在はプロダクトがあふれている時代です。その中でより良いプロダクトを作るためには脳内妄想を避け、顧客を見て、課題を発見し適切な手段で解決していく必要があります。
ではどうやってそれを実現していくのか?
そのアンサーが「プロダクトディスカバリー」だと思っています。この記事内ではプロダクトディスカバリーをどうやって進めるのかについてご紹介できればと思います。
こんな人に読んでほしい
- プロダクトマネジメントに置いて超重要な「Why」を研ぎ澄ませたい方
- Whyの磨き方や組織へのインストール方法を模索中の方
- 本質的な課題解決に向き合っていきたい方
- ただただ、よいプロダクトを届けたいと思っている方
プロダクトディスカバリーとは
プロダクトディスカバリーについては連載の第1回「プロダクトの価値をPMのセンスに任せない──Rettyがプロダクトディスカバリーに取り組む理由」でも示しましたが、あらためてここでも触れておきます。
まずプロダクトマネジメントとは理想の未来を見据えた上で、ユーザーさんの「課題を発見」し、その「課題を解決」し続けることだと思っています。そして本題のプロダクトディスカバリーとはまさにこの「課題を発見」することです。
プロダクトディスカバリーは、以下3つのステップで進めていきます。
- ①問いを立てる
- ②答えを得る設計をする
- ③問いに答える
以降で、それぞれ具体的に説明します。

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- この記事の著者
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田中 大登(Retty株式会社)(タナカ ダイト)
Retty株式会社 プロダクトマネージャー。 長期インターンにて、営業拠点立ち上げやSEOでのユーザー数スケールを経て、2017年Rettyに新卒入社。現在はRettyプロダクトマネージャー、toC事業のプロダクトオーナーとして従事。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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