大企業でも内製開発への転換やAI活用が進む一方、現場では「人を動かす難しさ」や「巨大なシステムを変革する難しさ」が壁として立ちはだかる。翔泳社のCodeZine編集部とDeveloperZine編集部は、こうした制約のもとで変革に取り組むエンジニアに向けたカンファレンス「Developers X Summit 2026」(通称:デブクロ)を11月25日に開催する。特設サイトを公開し、参加登録を受け付けている。
デブクロは、2003年から続くソフトウェア開発者向けカンファレンス「Developers Summit」(通称:デブサミ)のスピンオフとして企画されたイベント。1トラック・9セッションの構成で、アプリケーション開発、インフラ、開発プロセス、エンジニア組織、プロダクト開発などをテーマに、先進企業の事例や実践的なプラクティスを共有する。
基調講演では、『アーキテクトの教科書』の著者である米久保剛氏がモデレーターを務め、三菱UFJインフォメーションテクノロジーの高橋博実氏、イオンスマートテクノロジーの堀内亮佐氏と討論する。テーマは、モダナイゼーションを単発の取り組みで終わらせず、新たなプロセスと文化を組織全体へスケールさせるための方策。内製化や開発者体験の向上に最前線で向き合う実践者の知見をもとに議論を進める。
クロージング講演には、東京ガスでVPoEを務める池ノ上倫士氏が登壇。SHIFTでエンジニア組織の立ち上げと育成を担い、2026年3月に東京ガスへ着任した池ノ上氏が、創業140年の同社でVPoE就任から半年間に着手した取り組みを紹介する。対象は、高度専門人材の処遇・評価制度、開発メトリクスによる定量マネジメント、事業チームが価値創出に集中するための共通基盤づくり、事業・経営に接続するプロダクト開発。エンジニアを「エンジニアリングの力を持つビジネス人材」として生かすという設計思想と、その手応えやつまずきが語られる。
特別講演は2本。エーザイの佐々木浩行氏は、グローバルの各リージョンで使われているクラウドを統合し、仕組みやルール、運用体制を標準化する取り組みの現在地を紹介する。みずほフィナンシャルグループの住吉賢司氏は、AIモデルや開発方式の選定、評価項目と合格ラインの考え方、品質とコストの妥協点、共通基盤やガイドラインによる標準化など、AI開発の実践を解説する。このほか、展示ブースや登壇者に直接質問できるAsk the Speaker、懇親会も予定されている。
開催日時は11月25日の13時〜19時10分で、場所はベルサール神田(東京・神田)。セッション終了後には懇親会を開く。参加費は無料で、事前登録制。会場での開催のみで、オンライン配信やアーカイブ配信は行わない。参加対象は、大企業およびその関連子会社で内製開発やモダナイゼーションに関わる人と、大規模組織で技術選定や組織づくりを担う人。
申し込みの締め切りは11月20日13時。9月中に参加登録した人には、みずほフィナンシャルグループでCAIOを務める藤井達人氏のインタビューなどをまとめた限定eBOOKが贈られる。プログラムの詳細と申し込み方法は特設サイトで確認できる。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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