DMM.comでスタートした横断組織と、プロダクトマネージャーとしての新たな形の誕生
数年後のDMMグループを導く。横断PM組織「アルファ室」がチャレンジする姿 第1回
グループ全体で60以上の事業を持つDMM.com。2022年には、動画配信サービス「DMM TV」もリリースされエンタメ領域の充実もさることながら、アニメ事業や地方創生事業まで、領域を問わず数々の社会課題に取り組んでいます。そんなマルチな事業を展開するDMMでも、昨今の流れの中で、プロダクトマネジメントの重要性が話されるようになりました。そうして2022年、巨大な多事業組織のPMをリードするためにDMM初の横断PM組織、「アルファ室」が発足。本連載では、ステークホルダーを多く抱える大規模な組織であれば容易に起こりうる課題に対して、DMM・アルファ室がどのように挑んでいるのかを、お話ししていきたいと思います。今回は、「アルファ室」の発足の背景や、横断組織におけるプロダクトマネージャーの役割についてです。同じ悩みを抱える組織の皆さんに、役に立つ知見を届けられれば幸いです。
はじめに
突然ですが、このような状況に直面したことはないでしょうか?
- 「これは誰が決めるんだろう」というような難解な課題の発生
- 「いきなり言われても困るなあ」と思うようなトップダウンでの施策や、部署間の要望のやりとり
多様な事業を展開していたり、社員数の多い会社に所属したりしたことがある方は、特に思い当たることがあるかもしれません。私たちDMM.comも、もちろんそのような課題を抱えることがありました。そのような中、2022年に横断PM組織「アルファ室」が立ち上がります。
本記事ではアルファ室のご紹介と、特殊な横断組織で動くプロダクトマネージャーの役割についてご紹介できればと思います。
DMM.comとは
DMM.com(以下、DMM)は、売上高3600億以上、グループ社員5000名以上の多事業組織です。グループ会社も含めると60を超える事業を展開をしています。常に新しい事業や会社が立ち上がることを歓迎する、まさにビジネスのプラットフォームとなっています。
もちろん、既存事業も常に成長を続けており、各サービスではアップデートが日々行われています。DMMの特徴を挙げてみてくださいと言われれば、このような言葉が挙げられると思います。
- 事業数が多い
- 事業のフェーズや種類が多様
- 既存事業も成長を続けている
多事業組織だからこそ抱えていた組織課題
それぞれの事業に従事するメンバーは、自らの事業目標・目的を達成することに注力しています。これをDMMグループ全体の視点を通して見てみるとどうでしょうか?
そうした事業個別の施策は、必ずしもグループ全体の利益や顧客の体験向上につながらないことがあります。例えば、リターンが期待しづらい分野への過大な投資や重複投資、開発リソースの奪い合いなどです。
DMMではその課題が影響して、実際に会社の成長、具体的には施策の実行スピードや意思決定のスピードが徐々に鈍化していく事態に陥りかけていました。
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- この記事の著者
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下山 勝悟(合同会社DMM.com)(シモヤマ ショウゴ)
DMM.com アルファ室 マネージャー。デザイナーからキャリアをスタートし、クリエイティブチームのマネジメントを経験。その後、サイバーエージェントやリクルートで新規サービスの立ち上げや事業拡大を担当し、プロダクト開発やグロース施策に関する知見を蓄積。現在はアルファ室のプロダクトマネージャーとして、...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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小島 佑太(合同会社DMM.com)(コジマ ユウタ)
DMM.com アルファ室 プロダクトマネージャー。新卒で入社したチームラボ株式会社にて、システム開発チームのPM/ディレクターとして、金融・飲食・物流など多様な業界のUXUIのディレクション、要件定義、システム開発管理に従事。2023年からはDMM.comの横串組織、アルファ室のプロダクトマネージ...
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