KPIの可視化、仮説設計、生成AI──成果につなげる施策ふりかえりの実践知を語る3つの視点
ファインディのコミュニティイベント「PM Hub」レポート 第9回
ITエンジニア向けに開発生産性の向上やキャリア支援のサービスを提供しているファインディは、近頃プロダクトマネージャ―の支援にも力を入れており、対面での交流を中心にしたコミュニティ活動なども行っている。本稿では、「施策の効果試算とふりかえりのベストプラクティス」をテーマに実施された回の様子をお届けする。(編集部)
はじめに──プロダクトの成果を最大化するためには、「施策の効果検証」と「学びを次に活かす振り返り」が欠かせない
ファインディが主催するプロダクトマネージャー向けコミュニティイベント「PM Hub」では、現場での実践知を共有するLTイベント「PM LT Night」を定期的に開催している。2025年1月28日に開催された「PM LT Night」では、セーフィー、ファインディ、独立PMの3名が登壇し、それぞれの現場で取り組んだKPI設計、仮説検証、そしてAI時代のPMの役割について実践知を共有した。
今回はその模様を、各登壇の要点とともにレポートする。
編注
本記事では、「PM」はプロダクトマネージャーを指します。また、記事中の各位の所属および役職は、イベント開催時点(2025年1月28日)のものです。
LT1:「施策の効果はKPI設計で決まる──ゴールから逆算する行動デザイン」
最初に登壇したのは、セーフィー株式会社でPMを務める佐藤文愛氏です。CS(カスタマーサポート)と連携し立ち上げた、「問い合わせ削減プロジェクト」の取り組みを紹介しました。
KPIは「人の行動」から逆算する
佐藤氏が強調したのは、プロダクトが成し遂げたい世界観から逆算して「誰に」「どんな行動を取ってほしいか」を定義する重要性です。そこで伝えたのは、理想の行動を逆算してKPIツリーを設計し、ユーザーの行動フローを細かく可視化し改善したエピソードでした。

AIによるログ分析と可視化ダッシュボード
その中で伝えたのは、解決したい課題からKPIを分解しスコープを決めたのち、さらに細かなKPIを決めて計測していくステップです。

プロジェクトの後半では、AWS BedrockとRAG構成のChat APIを活用し、問い合わせログの分類・定量化を自動化し、効果測定の精度とスピードを一気に高めました。また、誰でも見やすく使いやすいダッシュボード設計にも注力し、施策検討のベースとなる可視化を実現しています。
総括
佐藤氏の発表は「行動ベースのKPI設計」から「生成AIを活用した計測」までを網羅する、非常に実践的なセッションでした。「計測手段は後から考えてよい」というスタンスも、多くのPMが悩む「施策前の効果検証設計」にも一石を投じる内容でした。
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ファインディ株式会社 プロダクトマネジメント室(ファインディカブシキガイシャ)
プロダクトマネージャー向けのイベントを開催しているコミュニティです。各社のプロダクトマネジメントに関する取り組み事例や成功事例をLTやパネルディスカッションを通じて共有し、またプロダクトマネージャー同士の懇親の場を設け、それぞれが取り組んでいる課題やベストプラクティスについて話し合い、社内に閉じがち...
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