ベクストは、自然言語処理と生成AIを活用した品質経営の実務フレームワークを体系化した書籍『自然言語処理と品質経営―信頼をデザインするAIマネジメント』を、東洋経済新報社より9月16日に刊行した。
生成AIなどの技術導入が進む一方で、分析結果を具体的な意思決定や改善行動に結びつけられない、あるいはツールが現場に定着しないといった課題を抱える企業は少なくない。本書は、顧客の声(VOC)を単なる集計や要約で終わらせず、経営判断に活用可能な「品質知」へと変換し、改善策の実行から内部統制、AIガバナンスの確立に至る一連のプロセスを経営基盤として実装するための実践的なアプローチを提示している。
本書の最大の特徴は、品質を単なる不良やクレームの削減目標ではなく、顧客からの信頼を継続的に獲得するための経営基盤として再定義している点にある。顧客が抱く感情や文脈を自然言語処理を用いて深く読み解き、適切な問いを立てることで、意思決定と改善のサイクルを自律的に回す設計思想が中心テーマとなっている。
内容は全7章と巻末資料で構成。NLPによる品質データ分析の科学的アプローチにはじまり、組織への導入手順、AI監査と内部統制の融合、信頼を測るための指標設計や定量化の手法までを網羅する。巻末には、診断チェックリストや導入ロードマップ、運営定着モデルといった、実務で即座に活用できる実践リファレンスも収録している。
著者の若泉光紀氏は、大手金融機関での実務経験を経て、現在はベクストの取締役兼プリンシパルコンサルタントを務めている。長年にわたり自然言語処理を活用した品質改善や業務改革を主導し、近年は生成AIとNLPを融合した「AI品質経営」の研究と実践に注力してきた。目次構成などの詳細は、東洋経済新報社の書籍情報ページまたは書籍専用WEBで確認できる。
この記事は参考になりましたか?
既に会員の方はを行ってください。
- ProductZineニュース連載記事一覧
-
- 顧客の声(VOC)を経営判断に使える「品質知」へ変換、ベクストがAIマネジメントの実務書を...
- 探索的テストでプロダクトの品質と価値を高める、書籍『Explore It!』出版記念イベン...
- 「話せるAI」から「動けるAI」へ、フィジカルAIの技術的ボトルネックと10年後の未来を議...
- この記事の著者
-
ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
「プロダクト開発」にフォーカスしたCodeZine内のサブメディアです。プロダクトマネージャーや、プロダクトマネージャーを目指す方をはじめ、チームメンバーや事業責任者、テックリードなど、プロダクト開発を「正しく」進めていきたいすべての人のために、プロダクトマネジメントに関するあらゆる知見をお届けしま...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
