ファインディは8月28日、ソフトウェア開発に関わる873人を対象とした「ソフトウェア開発組織に関する市場調査」の結果を公開した。AIを活用している工程は「情報収集・技術調査」が53.2%で最も高く、「実装」は26.6%、「コードレビュー/リファクタリング」は23.7%にとどまり、開発の中核を担う工程への浸透は3割未満となっている。
個人単位でのAI活用は広がっている。「AIを日常業務の中で継続的に使っている」に「とても当てはまる」「やや当てはまる」と答えた割合は68.5%。ただし立場別で見ると、リーダー層以上が75.2%、専門職・エキスパートが72.2%だったのに対し、一般社員・その他は58.6%にとどまり、16ポイント超の開きが見られる。
活用を支える環境の整備は追いついていない。所属する開発チームについて「AI活用に必要なツールや環境が整っている」に「とても当てはまる」と答えた割合は全体で15.1%で、チームのAI活用状況を尋ねた6項目の中で最も低い。開発チームの人数別では100名以上が25.7%、5名以下が5.2%となり、20.5ポイントの差がついた。
技術・概念の認知と定着にもずれがある。認知率(「内容まで理解している」と「聞いたことがある」の合計)は「プロンプトエンジニアリング」が70.4%、「フィジカルAI」が70.2%で7割を超えた一方、重要と考える割合が最も高かったのは「CI/CD」の61.7%。組織での導入状況(本番運用と試験導入・PoCの合計)も「CI/CD」が40.1%で最も高く、他の技術・概念はいずれも3割台にとどまる。「AI駆動開発」は重要度57.4%、導入状況36.2%で、どのチーム規模でも試験導入・PoCが本番運用を上回っている。
開発組織の課題では「人材育成・スキル開発」が36.9%で最多となり、「品質・テスト管理」(33.3%)、「開発プロセスや進め方」(30.5%)が続く。「AI活用の推進や定着」は25.4%と相対的に低い。AI駆動開発を導入済み(本番運用と試験導入・PoCの合計)の組織に絞ると各テーマの回答率がいずれも高く、最多は「開発プロセスや進め方」の40.2%で、全体との順位が入れ替わる。
状況把握の仕組み化も道半ばで、「開発状況の把握・改善に関する取り組み」を開発組織全体で継続的に実施している割合は22.5%、「AIの利用状況や効果に関する取り組み」では17.3%となっている。調査はマクロミルが4月24日から25日にかけてインターネットで実施し、全国の20〜69歳でソフトウェア開発に関わる873サンプルを集計した。詳細な分析を収めたレポートは、Findy Team+のダウンロードページで配布されている。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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