ChatGPTには4000以上のプラグインが準備されている
ChatGPTであらゆる問題を解決しようとすれば、外部システムとの連携が要る。それを可能にするのがプラグインだ。続いて登壇した、開発者体験を担当するCorey Ching氏が示したのは、ディスカバリー、エクスペリエンス、構築と公開の3つだった。
背景にあるのは開発者からの声である。信頼性、提出プロセス、そして構築したプラグインをどう見つけてもらうか。
ディスカバリーでは、ディレクトリからの発見に加えて、会話の中でChatGPTがプラグインを提案するようになる。ビジネス用のウェブサイトをフルスタックのウェブアプリに変えたいと尋ねれば、どのようなツールがあるか知らなくてもSupabaseやVercelなどが提案される。
提案のランキングには3つのシグナルが使われる。インストール後に実際に使う頻度を示すコンバージョン、定期的に使われているかを示すアクティブな使用、繰り返し使っているかを示すリテンション。
ディレクトリには4000以上のプラグインが並ぶ。Ching氏は、自身が元のGitHubリポジトリを管理していた初期からの変化を振り返った。過去6カ月でインストール数は急増し、エージェントハーネスの信頼性向上によってツール呼び出しはより確実になった。
プラグインを使った会話も増えている。エージェントのスレッドは複雑になり、単一のタスクでも複数のツール呼び出しが使われる。
ChatGPTのプラグイン機能はより使いやすく
エージェント的なワークロードを動かすと、外部システムを会話のすぐ横に置きたくなる。そこから生まれたのがプラグイン拡張機能だ。昨年のApps SDKはウィジェットを構築するものだったが、今回はサイドバーをChatGPTに直接埋め込み、完全なアプリケーションを構築できるようにした。OpenAI社内で機能を開発するときと同じ基盤を使っているという。
デモでは2つのプラグインが動いた。ライフサイエンス研究者向けのRosalind Workbenchは、サイドバーでタンパク質設計やゲノミクスのタスクを実行する。もう一つがデザイン構築のMagic Pathだ。幾何学的な図形と鮮やかな色で野球イベント用のランディングページを、と音声で指示する。デザインはわずか1分12秒で生成された。
会話から特定の要素をUIに渡し、コンテキストとして利用できる。Magic Pathはプラグイン公開後、自社プラットフォームでサインアップ経由のトラフィックが2000%増えた。
開発者側の摩擦を減らす施策も示された。「Sign in with ChatGPT」を使えば、インストール後に別ページへ飛ばすことなくChatGPT内で認証が完了する。Supabaseなどのパートナーでは、導入後に週間のプラグイン登録数が3倍に増えた。提出プロセスも簡素化され、Zipファイルをアップロードするだけで自動スキャンとフィードバックが行われる。
Ching氏は最後に、開発者への謝意を述べた。「今後も皆様と協力し、エージェント的ワークフローで役立つものをさらに構築していくことを楽しみにしています」。
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中野 佑輔(編集部)(ナカノ ユウスケ)
金融系SIerでの勤務を経て2025年よりCodeZine編集部所属。
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