前回の記事では、AIとテスト設計技法を組み合わせることで、レビューポイントを絞り込み、その手間を大きく減らす考え方をご紹介しました。原因結果グラフ法はテスト数を劇的に減らせる強力な技法ですが、実務で使いこなす鍵は「制約」の扱いにあります。後編となる本稿では、状態遷移図があるのになぜテスト技術者は状態遷移表も作成するのかという素朴な疑問を出発点に、原因結果グラフ法における「論理関係」と「制約関係」の役割分担を解説します。One制約・MASK制約といった代表的な制約を身近なGUIの例とともに整理し、AIに制約を含むグラフを描かせる実践的な手順もご紹介します。論理とアーキテクチャの境界を見極めることが、AI時代のコードのスパゲッティ化を防ぐ鍵になります。
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林 祥一(オーティファイ株式会社)(ハヤシ ショウイチ)
NTTソフトウェア、富士ゼロックスのシステム技術研究所等を経て、2025年に現職のオーティファイ株式会社に入社。オブジェクト指向言語拡張によるマルチエージェントシステムやCSCWの研究などを起点に、ITアーキテクト兼商品企画を中心にキャリアを築く。エンタープライズ領域における研究、商品企画、ビジネス分析、要求開発、設計、開発、プロモーション、ソリューション営業のほぼ全工程に従事。2010年にソフトウェアテスト技...
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