このコーナー(ComponentZine)では、コンポーネントを利用して、ソフトウェア の生産性や品質を向上させるための情報を紹介します。

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記事

 今回はいよいよ最終回となります。前回は非機能要件についてアーキテクチャを設計してきました。今回は代表的なユースケースを選定して、アーキテクチャの詳細な設計を蒸留していきます。また、開発者ビューについても設計を行います。利用者側の要件から出てきにくい、開発上に必要となる設計、テスト設計などを実施します。

(06/16)

 前回記事では、初期のドメインビュー・ユースケースビューから、アーキテクチャを設計していくための土台となる初期の論理ビュー・実装ビュー・配置ビュー・データビュー・プロセスビューの設計を行い、全体の大まかな設計を行いました。その結果、個別の非機能要件やユースケースを個別に設計できる状態になりました。そこで今回は、ユースケースを設計する前に事前に設計しておいたほうが非機能要件について設計を進めます。具体的には認証・例外・ロギングのアーキテクチャです。これらはユースケースの設計に影響を与えたり、設計に応じた仮実装を進める上で、事前に決められていたほうが扱いやすい要素だからです。

(06/15)

 前回の「2022年版実践WPF業務アプリケーションのアーキテクチャ【見積編】~ドメイン駆動設計&Clean Architectureとともに~」では、見積時に考慮が必要なアプリケーションアーキテクチャの着眼点や、その具体的な検討内容について記載しました。今回はいよいよ「設計編 機能要件の実現」ということで、見積が承認され、開発が開始して以降のフェーズに入ります。開発が開始して以降、アーキテクチャに対して影響を与える要件として「機能要件」と「非機能要件」の2つがあります。これら2つの要件からはじまって、アーキテクチャを設計していくひとつの方法をお伝えします。

(04/27)

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