SIerが挑む新規事業開発。失敗から得た学びと、エンジニアが本当に作るべきものとは
【10-D-3】SIerで「新規事業」を作るということ、SEが「価値」を作るということ
エンジニアがエンジニアリングすべきはシステムではなく「顧客への提供価値」
このように失敗から多くを学んだTISが、これからどう新規事業開発に取り組んでいくのか。木利氏は「われわれエンジニアやデザイナーの中にある『「何を作るか」を人任せにする姿勢』こそが、新規事業開発を阻む一番の要因だと考えるに至った」と語り、その背景について、次のように述べた。
「新規事業開発ではスクラムをよく利用する。われわれは、『プロダクトオーナーは事業責任者しか担えない』という先入観を持っていた。つまり、『事業価値を最大化する責務は、われわれにはない』という前提が無意識のうちにできあがっていたのだ。
しかし、われわれの本来のミッションは、事業を成功に導くための戦略を描くことであるはず。エンジニアは要件をシステムに変換するコンバーターではない。エンジニアが作るべきものはシステムではなく『顧客への提供価値』であることを肝に銘じ、『「どう作るか」の前に「何を作るか」、「何を作るか」の前に「なぜ作るか」』を強く意識しながら、実現すべき要件を自ら定めていく姿勢を大切にしたい」。
こうした考えのもと、TISでは複数の事業でエンジニアがプロダクトオーナーを務めるようになっており、「俺たちが価値を創り出して、ビジネスサイドに『これをガンガン売って来い』と言えるようにする」と豪語するエンジニアも生まれてきているという。そんな事業価値にまで踏み込むエンジニアの挑戦は、Fintanで継続的にチェックしていただきたい。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営する開発者のための情報メディアです。日々の開発に取り組むエンジニアやテクノロジーを学びたい方に向けて、プログラミングやAI活用、開発ツール、エンジニアの学びとキャリアに関する記事をお届けしています。
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野本 纏花(ノモト マドカ)
フリーライター。IT系企業のマーケティング担当を経て2010年8月からMarkeZine(翔泳社)にてライター業を開始。2011年1月からWriting&Marketing Company 518Lab(コトバラボ)として独立。共著に『ひとつ上のFacebookマネジメント術~情報収集・人脈づくり...
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提供:TIS株式会社
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