『ホットペッパービューティー』の6年分の技術的負債、返済までの6ステップに見る実践のポイント
【13-D-8】明日からできる!技術的負債の返済を加速するための実践ガイド~『ホットペッパービューティー』の事例をもとに~
「技術的負債」とは、ソフトウェアを長期的に運用することによって、メンテナンスの難易度が上がり、パフォーマンスが低下、コストが増大するなどの問題が蓄積することを指す。この「技術的負債」を返済するために何をすべきか。株式会社リクルートの『ホットペッパービューティー』での具体的な事例をもとに、効率的かつ的確に技術的負債の返済を加速するための実践的な方法について、同社浅井 徹氏が解説した。
ゴールの見えない技術的負債の返済
国内最大級のヘアサロン&リラク、ビューティーサロンの検索予約サービスである『ホットペッパービューティー』。iOS・AndroidのネイティブアプリとWebで提供され、年間約1億8000万回もの予約実績を誇る。
しかしながら、6年前のリプレースから時間が経過し、技術的負債が蓄積。返済活動がメンバーの主体性に任されており、担当者によって工数が異なるなど計画性がなかったという。浅井氏は「気合でなんとか運用している状態だった」と当時を振り返る。そして、技術的負債を返済しなければという課題感はあったものの、どうなれば返済完了と言えるのか「ゴール定義」ができておらず、進捗状況の把握も困難だったことを明かす。
そこで、浅井氏らは、技術的負債を解消することを決意。施策について次のように手順を設定した。
- 開発組織としてのプロダクトの理想の世界観を定義する
- 理想の仮説を洗い出す
- 課題の仮説と解決策案を洗い出す
- 仮説のマージと改善の分類
- 整理と評価を行い、ファクトチェックを実施する
- KPIツリーとの紐づけを行い優先度を決定する
これらの施策に取り掛かる前に、浅井氏から「ポイント0」として、「一緒に取り組む仲間を見つけること」と「いくつかの工程で集まって作業を行うこと」が紹介された。『ホットペッパービューティー』の場合は、チームリーダーとiOS、Androidのリーダーの計3名で実作業を担い、上司にフィードバックやレビューを依頼した。また、「理想の世界観の定義」「理想と課題の仮説の洗い出し」「仮説のマージと改善の分類」など、対話を必要とする工程ではメンバ−が集まり、集中して作業する日を設けたという。
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伊藤 真美(イトウ マミ)
エディター&ライター。児童書、雑誌や書籍、企業出版物、PRやプロモーションツールの制作などを経て独立。ライティング、コンテンツディレクションの他、広報PR・マーケティングのプランニングも行なう。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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提供:株式会社リクルート
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