1.朝会で目標を宣言し、帰宅前に実績を共有する
「今日はこのチケットを進めます」だけでは、どこまで進める予定なのかがわかりません。そこで、次の手順で目標と実績を共有します。
- 目標宣言用のSlackスレッドを作る
- 朝会までに、各自が「何のチケットをどこまで進めるか」を投稿する
- 帰宅前に、朝の目標に対して「どこまで進んだか」をSlackへ書き込む
図1のように、「シナリオテスト仕様書の作成完了」「編集ダイアログの実装完了してレビュー待ちに」など、作業名ではなく到達点を書きます。
帰宅前には、図2のように朝に宣言した目標に対して、どこまで進んだかを書きます。
この運用には、次のメリットがあります。
- 認識相違に気づいた他のメンバーから、朝の時点で助言をもらいやすい
- 全員がチーム全体の進捗を共有しやすい
- 自分としての達成感と、メンバーからの称賛がそろうと、共有を楽しく続けやすい
例えば、目標を聞いたメンバーが「想定より早すぎる、または遅すぎる」と感じれば、「この作業も行う想定ですが、認識は合っていますか」と朝の段階で確認できます。これにより、余分な作業をしようとしていたり、必要な作業を飛ばそうとしていたりすることに早く気づけます。
目標を達成した投稿には、図2のように称賛のスタンプを付けます。到達したことを自分で確かめられる達成感と周囲からの称賛が重なると、目標と実績の共有を続けやすくなります。
2.チケット着手時に、進め方をレビュアーと決めて明文化する
新しいチケットに取りかかるときは、次の手順で進めます。
- そのチケットのレビュアーを事前に決める
- 担当者とレビュアーで、チケットをどう進めるか相談する
- 途中でレビューや相談を行うポイントも決め、チケット(Jiraなど)に書き残す
着手前に方針を自分の外へ出すことが、透明化の第一歩です。チケットに残すと、レビュアー以外からも見えるようになります。
図3は、修正方針を集中して検討し、決定した内容をチケットに追記した例です。当初想定していた作業に加えて、検討した日付と具体的な修正方針を残しています。
特に開発経験の少ないメンバーは、熟練者と事前に相談しないままチケットを進めると、非効率な進め方を選んでしまうことがあります。着手時に相談すれば、作業を始める前に進め方を見直せます。
また、成果物をすべて作ってからレビューするのではなく、途中で確認するポイントを決めておくことで、大きな手戻りを防ぎやすくなります。進め方をチケットに書いておけば、担当者とレビュアー以外のメンバーからも、「こちらを先に進めた方がよい」「ここはペアで進めた方がよい」といったフィードバックを受けやすくなります。
