本稿はデータベースソフトウェア「SQL Anywhere」およびデータベース全般に関する英語ドキュメントを翻訳する形で提供しています。図など、部分的に英語のままになっていますが、製品のSQL Anywhere自体は完全に日本語化されていますのでご安心ください。
DBTESTワークショップはこれまで2008、2009、2010年と3年連続して開催され、成功を収めてきました。今年の第4回データベースシステムテスト国際ワークショップは、2011 ACM SIGMOD会議とともに、2011年6月13日にギリシャのアテネで開催されます。今回のDBTESTワークショップは、HPラボのGoetz Graefeとウォータールー大学のKen Salemが共同司会を務め、産学双方の研究者と実践者によって構成されるプログラム委員会が後援にあたっています。
ワークショップでは、次のようなトピックを取り上げる予定です(変更の可能性あり)。
- データベースシステム、データストレージサービス、およびデータベースアプリケーションのテスト技術
- テストデータベース用の人口合成データの生成
- 大規模テストマトリクス用の確率テストモデルの生成
- プログラム検査の自動化のための技術およびアルゴリズム
- データベースシステム/アプリケーションのコード範囲の最大化
- データベースシステムの信頼性および可用性のテスト
- データベースシステム/アプリケーションのテストモデリング
今年のワークショップでは、自律DBMSシステムおよびパフォーマンスベンチマークのテストに関連するアイデアが発表されると思われます。このうちいくつかは、昨年9月に筆者が独ダグシュトゥールで参加した、Goetz、Arnd Christian Konig、Harumi Kuno、Volker Markl、およびKai-Uwe Sattlerによる堅牢なクエリ処理についてのワークショップ(詳細はこちら)で議論されたものです。