来る2011年8月29日に、ワシントン州シアトル市内のウェスティンホテルで行われる第37回International Conference on Very Large Databases (VLDB)(8月29日~9月3日)に伴い、第3回TPC Technology Conference on Performance Evaluation and Benchmarking(TPCTC 2011)が開催されます。
TPCTC 2011は、今年もまたOracleのMiekel PoessとCiscoのRaghunath Nambiarが主催します。今年のワークショップの目標は、さまざまな研究者や専門家を集め、その話し合いの中で、今後数年にわたる商用およびオープンソースのデータベースシステムの研究開発の指針となる、データベースシステムのパフォーマンス分析の研究課題を設定することです。ワークショップで取り組むトピックとしては、クラウドコンピューティング、ビジネスインテリジェンス、複合イベント処理、データベースクエリ最適化、ハードウェアの革新、既存のTPC標準ベンチマークの強化などが挙げられています。
ワークショップの議事録は、Springer-VerlagのLNCSシリーズとして刊行予定です。ワークショップの基調講演者は、HPのUmesh Dayalと、TPCの現議長であるIBMのKarl Hupplerです。
論文著者への通知日は過ぎていますが、現時点でワークショップの議題はまだ発表されていません。しかし今年のワークショップでは、今後数年にわたるデータベースのパフォーマンス分析の研究課題の設定に役立つ、刺激的なプレゼンテーションが次々と披露されることは間違いないでしょう。