「イノベーション」記事一覧
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2022/05/16
全国の救急医療現場が抱える課題とは?――DXに取り組む医療スタートアップに訊く、"命を救う"ためのシステム開発
患者が目の前にいれば、その生命を救えるのは医師だ――。しかし、患者が医師の前に運ばれる前に残念ながら失われてしまう命がある。だが、ITエンジニアが生み出す新しい世界では、失われるかもしれない命をより多く医師に運ぶことができる。救急集中治療の現場で奮闘する医師でありながら、アプリを開発するエンジニアでもある園生智弘氏が作り出した"救急隊を巻き込んで進化する医療システム"は、デジタル化にとどまらずプロセス自体を変革して新しい救急の現場を実現しようとしている。救急隊や救急集中治療の現場に新風を巻き起...
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2022/05/12
開発者がコンテナを理解する必要はあるのだろうか? 事業価値を高める開発体験が語られたVMware×Microsoftイベントレポート
Microsoft Azureに代表されるパブリッククラウドにより、インフラ構築のスピードや柔軟性は大きく向上した。開発者にはこれらのテクノロジーによってより短期間でビジネスの価値につなげることが求められている。CodeZineでは、3月16日にオンラインイベント「VMware Developer Day on Microsoft Azure」を開催。MicrosoftとVMware、そしてパートナー企業によってAzure上のアプリケーション開発をさらに強力に推し進める技術やノウハウが披露され...
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2022/03/23
「業界一解像度の高い開発チーム」でフィットネス業界の未来を変える!【デブサミ2022】
SaaSサービスには、業界・業種に関係なく特定の業務で利用される「ホリゾンタル(Horizontal)SaaS」と、特定の業界・業種に特化した機能を提供する「バーティカル(Vertical)SaaS」が存在する。これまでビジネス向けSaaSの市場においては、前者のHorizontal SaaSがもっぱら脚光を浴びてきたが、近年になり業界特化型のVertical SaaSも注目を集めるようになってきた。そんな中、フィットネスクラブやジムといった「ウェルネス業界」に特化したSaaSサービスで急成長...
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2022/03/10
従来型システムとの比較で学ぶ「スマートコントラクト」の仕組み~ブロックチェーン/スマートコントラクトの技術要素と特徴
本連載は、ブロックチェーンにこれから取り組まれる方や、ブロックチェーンに詳しい仲間を増やしたいが説明に苦慮されている方などを想定し、ブロックチェーンを使いこなすための勘所を紹介します。連載の第2回は、スマートコントラクトの実行プラットフォームとしてのブロックチェーンの特徴を解説します。実際にはブロックチェーンの機能はプロダクト間(例えば、EthereumやHyperledger Fabricなど)で差異があり、各プロダクトが固有の特徴を持ちますが、ブロックチェーンという技術カテゴリにおいて一般...
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2022/02/28
DX1周目はすでに負けている? エンジニアはDXにどう向き合えばいいのか
企業のDXが急務と言われて久しく、今も各社で取り組みが進んでいます。しかし、『カイゼン・ジャーニー』などを手掛けた市谷聡啓さんは多くの企業の相談に乗るうち、日本のDXはすでに負けていることが多く、2周目にどうするかを考える時期にあると警鐘を鳴らします。市谷さんの新著『デジタルトランスフォーメーション・ジャーニー』から、エンジニアにも深く関わるDXの何が課題で、どうしていくべきかが語られた「第1章 DX1周目の終わりに」を紹介します。
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2022/01/14
最近流行りのNFTとは? NFTからブロックチェーンの仕組みを理解する
本連載は、ブロックチェーンにこれから取り組まれる方や、ブロックチェーンに詳しい仲間を増やしたいが説明に苦慮されている方などを想定し、ブロックチェーンを使いこなすための勘所を紹介します。連載の第1回では、最近流行りのNFTとは何かを解説しながら、ブロックチェーンの仕組みや、手を動かして学ぶ方法を紹介します。
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2021/09/17
DevOpsやマイクロサービスの先に訪れる不安定さには、オブザーバビリティが欠かせない【デブサミ2021夏】
2020年末に経済産業省が発表した、デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会の中間報告書『DXレポート2(中間取りまとめ)』では、「DXの本質」について言及されていた。それによると「単にレガシーなシステムを刷新する、高度化するといったことにとどまるのではなく、事業環境の変化へ迅速に適応する能力を身につけると同時に、その中で企業文化(固定概念)を変革(レガシー企業文化からの脱却)すること」とのこと。では実際、変化に適応するにはどうしたらいいのか。何が必要か。
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2021/09/09
動くシステムをみんなで囲んで「DevみんなOps」を実現しよう! ラズパイ×CircleCIの2つの開発レシピを紹介【デブサミ2021夏】
Developers Summit 2021 Summerのテーマ「社会と事業を変革する、新しいエンジニアの姿」が示すとおり、いまエンジニアは社会や事業の変革を実現できる力を持っている。すでに変革を実現しているエンジニアたちも多くいる。ここではCircleCI 舟木将彦氏がラズパイを用いた開発の流れとポイントを簡単に紹介する。DevOpsでDevとOpsが連携するだけではなく、あらゆる人が開発に参加できるようにすることが大きな変革を成し遂げる一歩となりそうだ。
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2021/08/02
作図って大変? AWSシステム構成図生成アプリで作図作業を効率化しよう
本連載では、DX(デジタルトランスフォーメーション)、その中でも特に業務効率化をテーマに、プロトアウトスタジオの生徒や関係者が日々の生活や業務で発生している課題を見直し、技術を活用しながら解決していく方法をご紹介していきます。第7回となる本記事は、作図作業を効率化すべく作成した「AWSシステム構成図生成アプリ」(以後、図生成アプリ)を紹介します。
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2021/07/28
組織の二項対立から脱却しDXを推進する「アジャイル・ブリゲード」とは――レッドジャーニー市谷氏が解説【デブサミ2021】
2020年は、DX(Digital Transformation)という言葉が急速に浸透し、それまでデジタルと分断されていた業界・企業までもがDX化に乗り出していきました。デブサミ登壇の常連でもあるRed Journeyの市谷聡啓さんが直近力を入れているのは組織変革支援、まさにDXの真っ只中に身を置いています。自身が経営するRed Journeyとして、そして政府CIO補佐官としてDXと向き合う中で見えてきた課題としての分断。その分断を越境する「アジャイル・ブリゲード」とは一体、何なのでしょう...
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2021/07/27
「脱ハンコ」で普及が進む電子署名、開発者はどうAPI実装を進めるべき? 専門家が法務・実務的な背景を解説
DXなど急速な社会構造の変化に加え、コロナ禍により在宅勤務などが広がり、認証や確認といった業務フローがデジタル化しつつある。その中で重要なポイントとなるのが「電子署名」だ。世界的に電子署名が普及しつつある中で、押印という独自の商習慣をもつ日本がやや遅れているのは事実。しかし、今後、急速に電子署名が普及し、自社サービスやシステムに導入することが求められるのは明白であり、現場の開発者でも法務的・実務的な背景などを理解しておく必要があるだろう。そこで、日本及び世界の電子署名に関する法制・法律に精通す...
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2021/07/21
なぜマイクロサービスがDXにとって重要なのか? 2025年の壁と技術的負債を乗り越えるために
多くの企業でDXが課題となり、その実現に様々な手法が用いられています。DXは単なる業務のデジタル化ではなく、ビジネスを抜本的にITに委ねること。そこで注目されているのがITインフラとしてのマイクロサービスです。では、マイクロサービスとはどういうもので、なぜDXにとって重要なのでしょうか。『絵で見てわかるマイクロサービスの仕組み』(翔泳社)から解説します。
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2021/06/30
なぜDXには開発者体験が重要なのか? 日本CTO協会のレポートが示すその理由
最近よく耳にする「DX」という単語。「企業のデジタル化」といった意味でよく使われているが、その実情や実現のための方策など、具体的な部分については不明な点が多い。日本CTO協会では、こうした状況を改善するために「レポートワーキンググループ」を作り、客観的な情報を集め会員限定で公開している。4月に開催された「Developer eXperience Day 2021」では、日本CTO協会理事 松本勇気氏が今年作成されたレポートの内容を振り返りながら、日本のDXの現状について語った。
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2021/06/23
産業用途で活用が進む「Raspberry Pi」の最新動向~ラズパイIoTの基礎から事業化のコツまで
2021年4月にソラコムが開催したSORACOM Device Meetup #3では、「ラズパイ初心者から経験者まで役立つIoTのいろは」をテーマに、ラズパイ活用をよく知る4社が登壇、ラズパイの産業利用について紹介しました。150名が参加した本イベントから、ラズパイの産業利用のコツを紹介します。
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2021/06/07
「行政はエンジニアが興奮するフィールドだ」元ソフトバンクの東京都職員が語る都庁DXのこれまで【デブサミ2021】
ソフトバンクのエンジニアから東京都庁職員へ転身した平井則輔氏。元ヤフーで東京都副知事の宮坂学氏のもと東京オリンピックやSociety 5.0などのデジタル施策に従事するべく胸を躍らせていたものの、新型コロナウイルスの猛威により状況が一変。その後東京都の新型コロナ感染症対策サイトはオープンソースとして立ち上がり、シビックテックと行政とのコラボの大きな可能性を示した。その経験は、その後の東京都のDX施策にも大きな影響を与えているという。デブサミ2021に登壇した平井氏は、行政は世の中の課題が凝縮さ...
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2021/06/03
世界と繋がるモノ作りを――技術の”民主化”に取り組むLaunchableを紹介【デブサミ2021】
2020年に太平洋をまたいで設立した、”グローバルなソフトウェア・スタートアップ”であるLaunchable。Co-CEOを務める川口 耕介氏は、「日本のソフトウェア企業・技術者が世界のマーケットとつながっていないなんてもったいない!」と語る。日米で半々にメンバーを擁する同社がなぜそのような形態を取るに至ったのか、またどのような働き方をしているのか。2020年5月に入社したばかりの庄司嘉織氏とともに、その思いやノウハウについて紹介した。
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2021/05/14
ニューノーマルは「デベロッパー発ルネッサンス」の時代! #ここアジャ 著者陣が語るレガシー組織の変え方【デブサミ2021】
2020年秋に発売された『ここはウォーターフォール市、アジャイル町』通称 #ここアジャ。その著者である沢渡あまねさん、新井剛さんがパネリストとして登壇し、CodeZine編集部の近藤佑子さんがモデレータを務めるこのセッションでは、レガシー組織においていかに変化を起こしていくかお話いただきました。
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2021/04/20
IPAが取り組む「ドローン前提社会」に向けたアーキテクチャとは【デブサミ2021】
そびえ立つビル群、それをぬうように飛び交う「空飛ぶクルマ」。SF映画の一場面を彩るそんな風景が、近いうちに現実になるかもしれません。このセッションでは、そんな「ドローン前提社会」という壮大な展望を描きながら、サイバー空間とフィジカルな世界が連携した社会を実現するためのアーキテクチャについて、独立行政法人情報処理推進機構の南政樹さんからお話しいただきました。
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2021/04/16
アプリケーションにおけるクラウド選択の自由と柔軟な組織文化――レッドハットが示した2021年に求められる技術活用
レッドハットは、新年度の事業戦略に関するメディア・アナリスト向けの説明会を4月13日に開催した。日本マイクロソフトCOOなどを務めた岡玄樹氏が新たに代表取締役に就任した同社では、「全てのアプリケーションにクラウド選択の自由を」という方針のもと、OpenShiftを中心に事業を展開していくという。今回は、そこに至った背景や具体的な変化について紹介する。
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2021/02/26
LINEが考える、AI時代の未来予測とは? 「LINE R&Dビジョン」で提示された4つのコンセプト
2020年11月、LINEが主催するエンジニア向け技術カンファレンス「LINE DEVELOPER DAY 2020」がオンラインで開催された。その中でこれからLINEがAI関連領域においてどのような研究開発を進めていくか、その方向性を表す「LINE R&Dビジョン」が発表された。その内容とLINEが実現を目指す社会とはどのようなものか。LINE AIカンパニー CEOの砂金信一郎氏とLINE AIカンパニー Data Labs 技術アドバイザリー 栄藤稔氏に話を聞いた。