「インフラ」記事一覧
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2022/07/21
カオスエンジニアリングを安全に行うには? AWSとAzureのマネージドサービスの特徴を解説
システムの信頼性を向上させる手法として「カオスエンジニアリング」が大きく注目されています。AWSからはFault Injection Simulator、Microsoft AzureからはChaos Studioといったカオスエンジニアリングの実施をサポートするマネージドサービスが登場し、これらの活用も広がっています。本連載では、これらのマネージドサービスの特徴を紹介しつつ、実際のカオスエンジニアリングの実践方法をご紹介します。
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2022/07/20
なぜ医療現場のDXは進まないのか? FileMakerが支える、救急医療システムの開発を阻む意外な"壁"
日本の医療は世界でもトップレベルと言われる。それを表すようにコロナ前は、アジア圏の富裕層を中心に、日本の高度な医療技術や検診技術を目的に訪れることも多かった。このように医療現場の技術は最高レベルにある一方で、それを支える仕組みのIT化は遅れているという。現場で働く医師たちはIT化、デジタル化を願いながらも、なかなか実現してこなかった。そこにはどんな背景があったのか。救急集中治療の現場で奮闘する医師でありながら、医療現場のDXを推進すべく、救急隊を巻き込んで進化する医療システム「NEXT Sta...
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2022/07/07
SREは運用チームだけの問題? 開発者のメリットをGoogle×スリーシェイクがプラクティスとともに解説!
もともとSREはGoogleがサイトの信頼性を高めるために、新しい部署を作り、ゼロから作りあげたものだ。今回はGoogleでオブザーバビリティ領域を担当する山口能迪氏とともに、SREの歴史や原則を確認し、アプリケーション開発者にも恩恵がある部分について語り合ってもらった。
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2022/07/05
イラストではじめる「Kubernetesで本番運用」~可観測性のあるシステムの実現と、さまざまな障害への備え方
いよいよ今回が最終回です。これまではKubernetesのしくみや、使い方などを説明してきました。最終回では「いざKubernetesを本番で運用してみよう!」ということで、「障害」を主題とした内容となっています。Kubernetesの特徴の一つは障害に強いことで、例えば自動復旧などさまざまな仕組みが用意されています。それらの仕組みを知ったうえで、それでも起こり得る障害に備えるためにアプリケーション開発者はどのような準備をすればよいか具体的に説明したいと思います。
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2022/06/24
「攻めのインフラ」で顧客の要件に寄り添うインフラの専門家集団、grasysで働く魅力とは
2014年に創業したインフラの専門家集団、grasys。代表がゲーム業界出身のため、コンソール、モバイル、アーケードなどゲーム系のインフラはもちろん、最近では製造業やITサービス企業などエンタープライズ企業のデータ分析基盤の設計・構築、運用、さらにはWeb系システムの開発までさまざまなシステムを手がけている。そんな同社で大事にしているのが、運用を意識した「攻めのインフラ」を提供すること。エンジニアとして、インフラの領域に携わる面白さ、同社で働く魅力などについてgrasysでインフラ、開発、セー...
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2022/06/03
システムの信頼性を高める、クラウドネイティブ実践のコツとは? 青山真也氏×スリーシェイクが語る「これまで」と「これから」
「クラウドネイティブ」という言葉は浸透したものの、新しい潮流の代名詞のような、アプローチやスタンスのようでもあり、どこかつかみ所がない。より高いレベルで実践していくにはどのような視点が必要なのか、SREやインフラに強い専門家にお伺いした。語ってくれるのはSREのプロフェッショナル集団であるスリーシェイクの手塚卓也氏と、同社の技術顧問でもあり、サイバーエージェントでKubernetesやクラウドネイティブ関連のアーキテクトをしている青山真也氏。
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2022/06/02
大手建材会社から独立した「ジャパンホームシールド」が1年でAzure移行 成功裏にソフトバンクの伴走
既存システムのクラウド移行自体は、今や技術的にそれほど難しいものではないだろう。とはいえ、移行後の運用管理はオンプレミスと同じというわけにはいかない。クラウド特有の管理方法があり、クラウドに最適化していなければ思わぬところで手間がかかったり、セキュリティリスクが生じたりもする。移行後の運用管理体制も含め、いかにクラウドに最適化できるか、さらにクラウドネイティブなサービス活用に発展できるかで、クラウド利用の価値は大きく変わる。大手建材会社からの独立を機に、すべてのIT環境のクラウド移行を決めたジ...
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2022/06/01
イラストではじめる「Kubernetesでのアプリケーション開発」~CIOps・GitOpsを活用したクラウドネイティブなCI/CD
本連載ではKubernetesの簡単な説明からはじまり、開発者の方にとってKubernetesを利用することで何が嬉しいのか、どのように開発フローが変わっていくのかについて、イラストを交えながら紹介します。この回ではKubernetesでのアプリケーションの開発フローを説明し、仮想マシンやコンテナに比べた利点から、CIOpsやGitOpsによるマニフェストの適用とそれらの違いまで解説します。
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2022/05/26
コンテナ・サーバレス環境において、開発者こそセキュリティを意識すべき理由とは? 【デブサミ2022】
トレンドマイクロの調査によれば、日本企業におけるセキュリティインシデントの発生率は78.5%、年間平均被害額は1億4800万円にもなる。一方攻撃対象となるIT環境のトレンドとしては、コンテナやサーバレスなどのクラウドネイティブ技術の普及がある。世界では既に76%が本番環境でコンテナを使用し、サーバレスの利用も7割を超える。今後日本でも主流となるこれらを構築し、開発する人こそ、これからはセキュリティを意識する必要があるだろう。そこで、トレンドマイクロ株式会社 クラウドビジネス&アライアン...
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2022/05/18
コンテナ・Kubernetesに対する開発者の苦手意識を解決! SpringとTanzuが実現するDevOpsへの第一歩
エンタープライズシステムなど、大規模なシステム開発の現場でも、品質を担保したうえで開発の高速化が求められている。この課題解決のために活用されているのが「Spring Framework(以下、Spring)」をはじめとするフレームワークである。2014年にリリースされた「Spring Boot」はバージョン2.3より、開発者に馴染みのあるコマンドに手を少し加えるだけで、Dockerイメージを容易に作れるようになったという。つまりコンテナ仮想技術(以下、コンテナ)が開発者にとってより身近になる時...
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2022/05/17
開発者がKubernetesを敬遠するのはなぜ? 苦手意識を乗り越えDevOpsを実現するために、VMwareが示す新たな視点
コンテナやKubernetesが年々普及しつつある。アプリケーションのモダナイズやクラウドネイティブ化のためには避けて通れなさそうだが、アプリケーション開発者からすると「できれば下のレイヤにはあまり関わりたくない」と敬遠したいのが本音ではないだろうか。アプリケーション開発者がKubernetesに苦手意識を持つ理由から、Kubernetesを意識しなくてもいいプラットフォームについてVMware デベロッパーアドボケイト柳原伸弥氏が解説する。
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2022/05/16
全国の救急医療現場が抱える課題とは?――DXに取り組む医療スタートアップに訊く、"命を救う"ためのシステム開発
患者が目の前にいれば、その生命を救えるのは医師だ――。しかし、患者が医師の前に運ばれる前に残念ながら失われてしまう命がある。だが、ITエンジニアが生み出す新しい世界では、失われるかもしれない命をより多く医師に運ぶことができる。救急集中治療の現場で奮闘する医師でありながら、アプリを開発するエンジニアでもある園生智弘氏が作り出した"救急隊を巻き込んで進化する医療システム"は、デジタル化にとどまらずプロセス自体を変革して新しい救急の現場を実現しようとしている。救急隊や救急集中治療の現場に新風を巻き起...
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2022/05/12
開発者がコンテナを理解する必要はあるのだろうか? 事業価値を高める開発体験が語られたVMware×Microsoftイベントレポート
Microsoft Azureに代表されるパブリッククラウドにより、インフラ構築のスピードや柔軟性は大きく向上した。開発者にはこれらのテクノロジーによってより短期間でビジネスの価値につなげることが求められている。CodeZineでは、3月16日にオンラインイベント「VMware Developer Day on Microsoft Azure」を開催。MicrosoftとVMware、そしてパートナー企業によってAzure上のアプリケーション開発をさらに強力に推し進める技術やノウハウが披露され...
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2022/05/10
イラストではじめる「Kubernetesの動かしかた」~Kubernetesクラスタを用意し、Podを作ってコンテナを起動しよう
本連載ではKubernetesの簡単な説明からはじまり、開発者の方にとってKubernetesを利用することで何が嬉しいのか、どのように開発フローが変わっていくのかについて、イラストを交えながら紹介します。今回は、実際にKubernetesを触ってみる方法をご紹介します。まだまだ理解が怪しいと思っていても、触ってみると知識が深まることもあるでしょう。特にローカルクラスタを作ってさえしまえば、いくら壊しても大丈夫です。
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2022/04/20
FirebaseSDKの導入にあたって知っておきたい基礎知識
前回の記事では、Firebaseの魅力を伝えるべく、多くの機能の中から魅力が伝わりやすそうな機能をご紹介してきました。今回は、Firebaseに興味を持っていただいた方むけに、導入を進める際に知っておくといいおすすめの情報をお伝えします。記事の対象としては、初心者エンジニアさんや、ビジネスサイドを担当されている非エンジニアの方向けを想定しています。
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2022/04/11
日立が注目するOSSとは?――サービスメッシュ「Kuma」とGraphQLエンジン「Hasura」を解説【デブサミ2022】
今やOSSはデジタルシステムやサービスを開発する上で、欠かせない存在となっている。その一方で、OSSを正しく活用するのは難しいという現状がある。日立製作所(以下、日立)では、OSSによるビジネス貢献をするため、さまざまなOSSコミュニティに参画。また自社にソリューションセンタを設置し、OSS活用ノウハウおよびサポート・ソリューションの提供、OSSを安心して利用するためのインフラ・ガイドの提供、OSSコミュニティ貢献・標準化活動を通じたプレゼンス向上という3つのアプローチで、日立の幅広い事業分野...
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2022/04/06
アプリのバックエンドは「Firebase」におまかせ! 概要と特におすすめしたい3つの機能
クロスプラットフォームに対応した、Googleが提供するmBaaS「Firebase」。無料で使い始めることができ、アプリ開発者の工数を大幅削減できるサービスです。本記事では、Firebaseの魅力と、Firebaseが提供する機能のうち、特におすすめなものについて紹介します。
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2022/04/01
イラストではじめる「Kubernetesが動くしくみ」~Kubernetesのリソースとマニフェストとは
本連載ではKubernetesの簡単な説明からはじまり、開発者の方にとってKubernetesを利用することで何が嬉しいのか、どのように開発フローが変わっていくのかについて、イラストを交えながら紹介します。この回ではKubernetesを利用する際によく登場する「Pod」や「Service」などの用語について説明します。また、ドキュメントを参照しながらマニフェストが読めるようになることを狙いとします。
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2022/03/29
分散アプリケーションランタイム「Dapr」は現代のクラウドネイティブなアプリ開発に何をもたらすのか【デブサミ2022】
スリーシェイクはSREの技術力に定評のある企業だ。今回はクラウドネイティブなサービス基盤モデルについての全体像、コンテナやKubernates、Daprのメリットなどについて、同社SREのnwiizo氏が解説する。
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2022/03/15
複雑化したデータベース環境にプロの知見を! 開発者でもできる、一歩先の性能監視とは【デブサミ2022】
リレーショナルデータベースは今や、オンプレミスだけではなくクラウドでも当たり前のよう使われている。用途に応じ環境を適宜選択した結果、オンプレミス、複数のクラウドに複数のデータベースが混在する状況も増えている。そのような環境では、性能監視やチューニングなどのデータベース管理に手間がかかり、うまく運用できないと大きなトラブルに発展しかねない。SolarWindsのDatabase Performance Analyzer(DPA)は、データベースに詳しくなくても簡単に性能の調査分析ができるツールだ...