人工知能に注目が集まっているとはいえ、いきなり開発したりビジネスに応用したりするのは難しい分野です。そこで翔泳社では特徴や仕組みを網羅的に解説した『おうちで学べる人工知能のきほん』を11月13日に発売しました。まずは本書で人工知能がどんな仕組みになっているのか、掴んでみてください!
一口に人工知能と言っても、様々な技術や分野が関わってきます。『おうちで学べる人工知能のきほん』ではその大元となる仕組みがどのように成り立っているのかを網羅的に解説し、人工知能に関する知見を深めるための土台作りをしていきます。
身近な利用例といえばカーナビなどの「探索」です。人工知能はいかにして最適な経路を見つけ出すのでしょうか。探索に注目することで、人工知能の根幹が見えてきます。
本書の中盤以降では、人工知能に知識を教え、学習させる仕組みについて解説。そもそも人工知能にとって知識とは何なのか。機械学習や深層学習(ディープラーニング)、強化学習で何ができるのか、基本から説明していきます。
最後は著者・東中竜一郎さんの専門分野であり、人工知能研究の大きな目的でもある言語処理、対話について最新の知見を紹介します。人工知能が人間と対話するためにはどんな機能が必要なのでしょうか。
人工知能の全体像と仕組みについて、人間の知能から解説した本書。関心があるエンジニアはもちろん、ビジネスに活用したい方にとっても役立つ入門書です。
今回、本書を購入していただいた方に特典「人工知能の「きほん」が身につく問題集」をプレゼント。本書内に掲載した、理解を深めるための練習問題をさらに充実させた内容です。
各書店で購入後、特設サイトから応募することで特典を受け取ることができますので、基本をしっかり身につけたい方はぜひチェックしてみてください。
目次
Chapter 01 知能って何だろう~知能は「脳」だけに関係する?~
[1-1]知能とは何かを考えてみよう
[1-1-1]知能の様々な分類を見てみよう
[1-1-2]IQとは何かを見てみよう
[1-2]脳の仕組みを見てみよう
[1-2-1]人間の脳の特徴を見てみよう
[1-2-2]脳の3つの特徴を見てみよう
[1-2-3]知能に関係するのは脳だけか?
Chapter 02 人工知能の基礎知識を学ぼう~これまでの歴史やビジネスへの応用~
[2-1]身の回りにある人工知能を見てみよう
[2-1-1]人工知能に対するスタンスを見定めよう
[2-1-2]人工知能のこれまでの歴史を押さえよう
[2-1-3]人工知能の評価方法を見てみよう
[2-2]人工知能のニュースを検索してみよう
[2-2-1]人工知能の産業応用について知ろう
[2-2-2]「シンギュラリティ」は本当に到来するのか?
Chapter 03 人工知能に探索させよう~人工知能の根幹を成す仕組み~
[3-1]カーナビを使ってみよう
[3-1-1]目的地にたどり着く経路を探索してみよう
[3-1-2]最短経路を探索してみよう
[3-1-3]知識を使ってより効率的に探索しよう
[3-1-4]向きが違うとコストが変わる場合を考えよう
[3-1-5]探索を現実的な問題に応用してみよう
[3-1-6]「次の手」を選択する仕組みを見てみよう
[3-1-7]効率的に次の手を選択する仕組み
Chapter 04 人工知能に知識を教え込もう~知識の様々な表現方法~
[4-1]誰が一番知識があるか考えてみよう
[4-1-1]知識の定義を知ろう
[4-1-2]知識の種類を知ろう
[4-1-3]知識があるとできるようになること
[4-2]身近な「宣言的知識」を見てみよう
[4-2-1]宣言的知識の表現方法(1)意味ネットワーク
[4-2-2]宣言的知識の表現方法(2)命題論理
[4-2-3]宣言的知識の表現方法(3)述語論理
[4-2-4]その他の様々な知識表現を知ろう
[4-3]身近な「手続き的知識」を見てみよう
[4-3-1]手続き的知識の基本的な表現方法
[4-3-2]エキスパートシステムって何?
[4-3-3]暗黙知について知ろう
Chapter 05 人工知能に学習させよう~未来を切り開く「学習」の仕組み~
[5-1]学習とはどういうことか考えてみよう
[5-1-1]機械学習の種類を知ろう
[5-1-2]回帰分析って何?
[5-1-3]重回帰分析って何?
[5-1-4]最小二乗法で分類しよう
[5-1-5]スパム分類などに使われる単純ベイズ分類器の仕組み
[5-1-6]散らかりを整理していく決定木学習の仕組み
[5-1-7]ディープラーニングの仕組みを学ぼう
[5-2]人工知能がゲームに上達していく様子を見てみよう
[5-2-1]上達を促す強化学習の仕組み
Chapter 06 人工知能に言語処理をさせてみよう~人間の言葉を扱う仕組み~
[6-1]「言葉を処理する」とはどういうことかを考えてみよう
[6-1-1]文字列を検索する仕組み(1)基本的な方法
[6-1-2]文字列を検索する仕組み(2)辞書引き
[6-1-3]品詞の判別を行う形態素解析の仕組み
[6-1-4]文の構造を推定する構文解析の仕組み
[6-2]Web検索をしてみよう
[6-2-1]文書検索の仕組みを見てみよう
[6-2-2]文書分類の仕組みを見てみよう
[6-2-3]言語処理の分野の拡がり
Chapter 07 人工知能に対話させよう~人間のように対話するには?~
[7-1]人工知能と対話をしてみよう
[7-1-1]対話とはどういうものかを知ろう
[7-1-2]対話処理の基本を学ぼう
[7-1-3]対話システムの構成を見てみよう
[7-1-4]人工知能で対話を自然に行うためには?
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渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
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