米Microsoftは、クロスプラットフォームのソースコードエディタである、Visual Studio Codeの2018年6月アップデート(バージョン1.25)を公開している。
「Visual Studio Code 1.25」には、新機能としてエディタのグリッドレイアウト機能、アウトラインビュー、ポータブルモード、ドラッグ&ドロップによるファイルやフォルダのオープン、ホバー表示オプション、サブワードナビゲーション、フローティングデバッグツールバーが追加されたほか、拡張機能のビューや設定エディタにおける機能改善が行われた。さらに、言語サーバプロトコルインスペクタやPython Flaskのチュートリアルが追加されている。
エディタのグリッドレイアウト機能では、エディタ画面を垂直方向と水平方向に配置して、3つ以上のエディタ画面を並べて配置できるようになった。
アウトラインビューは、プレビューを行わない表示形式で、デフォルトで利用可能になっている。ファイルエクスプローラーの最下部にある独立したセクションで、拡大するとアクティブなエディタのシンボルツリーが表示される。
ポータブルモードは、Visual Studio Code環境をUSBメモリやファイル共有を使って移動させたい場合に適したモードで、WindowsおよびLinuxのZIPダウンロード版およびmacOS版でサポートされている。
ドラッグ&ドロップによるファイルやフォルダのオープンでは、Visual Studio Codeの空のエクスプローラに、ファイルやフォルダ、ワークスペースファイルをドロップすることで開けるようになった。
ホバー表示オプションでは、エディタのホバーのオン/オフ、ホバーが表示されるまでの時間、マウス移動時にホバーを表示したままにするかどうかをカスタマイズできる。
フローティングデバッグツールバーは、従来のデバッグツールバーをフローティング表示して移動可能にすることで、他のウィンドウなどに隠されることなく、常に表示された状態にできる。
このほか、パフォーマンスの向上や、付属するTypeScriptの「TypeScript 2.9.2」へのアップデート、ブラウザ互換性データの精度向上など、多彩な機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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