nehanは、分析ツール「nehan(ネハン)」上にて、プログラミングが不要でSQLを作成・データを取得できる機能の提供を、11月25日より開始した。
現在、多くのデータ活用シーンで、SQLを使ったデータ取得業務が行われているものの、SQLが書ける人材の不足により業務が担当部署に集中しやすく、また複雑なSQLは保守性が低下しやすいことから、業務が属人化しやすいといった課題を抱える現場が多い。
分析ツール「nehan」は、分析者の作業時間を短縮し、思考する時間を増やすことで、データ活用によるビジネス改善を促進させるサービス。
今回提供されるSQLビルダー機能は、SQLのスキルがなくても簡単な操作でデータの取得が可能となっており、データ加工プロセスを見える化することで、保守性が向上。業務の属人性をなくし、SQL業務の効率化・民主化による、ビジネスにおけるデータ活用の促進を実現する。
SQLビルダーと「nehan」の既存機能を組み合わせることで、データベースからデータを取得し、前処理したのち可視化・ダッシュボード化・自動更新(毎日)することができる。また、機械学習モデルの構築・精度検証・予測結果の算出や、中間データとして、データベースにエクスポート・自動実行(毎日)も可能。分析者の業務プロセスが、すべてプログラミング不要で実現できる。
なお、業務効率化のための、SQLビルダー上の工夫は以下の通り。
- 複数プラットフォーム間の、SQL記述ルールの差(方言)を完全吸収
- SQLでは実現が難しい「横展開(クロス集計)」「縦展開」を実装
- データ加工の途中結果を逐一確認できるようにし、ミスを未然に防ぐ
現在対応しているプラットフォームは「Google BigQuery」「PostgreSQL」「Amazon Athena」となっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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