レバテックは、同社が運営するITエンジニア・クリエイター専門エージェント「レバテックフリーランス」が実施した、2019年度の「プログラミング言語別ランキング調査」の結果を、7月28日に発表した。
同調査は、2018年4月1日~2019年3月31日と2019年4月1日〜2020年3月31日の、「レバテックフリーランス」のフリーランス向け新規案件データをもとに行われている。
2019年度のプログラミング言語別の新規案件は、2018年度に続いてJavaとPHPが1位・2位となり、全体の約45%を占めた。C#/C#.NETは3位にランクインしており、上位5言語がシェアの70%近くを占めている。
求人側では人気の高いPythonは、フリーランス市場ではシェア4%に留まっており、対象データの機密性と情報セキュリティの観点から、Pythonエンジニアは業務委託よりも、正社員としての採用で多く募集されていることから、8位という結果となった。
また、経験の浅い若手人材の需要が一定数ある求人市場とは異なり、即戦力が求められるフリーランス市場では、案件数が限られていることも要因の1つといえる。
C#/C#.NETは2.27ポイントの上昇で、伸び率1位だった。Windowsシステムに多く使われていることが、需要増に大きく寄与したと考えられる。
COBOLは、新規プロジェクトでの採用があまり見かけない一方、金融機関や政府機構の大規模システムにおいて長期間使用されてきたため、保守や改修工程の需要は健在。案件側の需要はしばらく続くことが考えられる。
Rubyは、2018年度までは増加傾向だったものの、2019年度は需要が減少し、伸び率マイナス1.53ポイントと大きく縮小した。要因としては、過去3年間の採用ラッシュ時に未経験人材を採用し育成に成功してきたことから、実務経験のない若手への需要が落ち着いたこと、Rubyを取り入れる企業数そのものが減少したことが挙げられる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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