UIはあくまでユーザーの課題解決の手段。ベルフェイス流UIデザインの進め方
ベルフェイスの根幹"カスタマーサクセス"を実現させるプロダクト開発への挑戦 第2回
商談などのビジネスコミュニケーションや営業マネジメントを支援するオンライン営業システム「bellFace(ベルフェイス)」。リリースから約5年の現在、3000社に導入され成長を続けています。特に、コロナ禍で市場やユーザーを取り巻く環境が急激に変化する中、同社はどのようにプロダクト開発を推進したのでしょうか。本連載では、ベルフェイスのプロダクトマネージャーをはじめプロダクト開発に携わる社員が積み上げてきた知見を共有していきます。第2回となる今回は、UIデザイナーの平野氏が、UIデザインの考え方と、「無意識でつかえちゃうUI」をどのように実現しているのかポイントを解説します。(編集部)
はじめに
読者の皆さま、はじめまして。ベルフェイス株式会社でUIデザイナーをしている平野と申します。
デザイナーとして働いている方の中には、プロダクトマネージャーやエンジニアとのコミュニケーションに悩んでいる方や、ユーザーが真に求めているデザインについて模索している方も多いのではないでしょうか?
今回ご紹介する「実装ベースのプロトタイプ」を用いることで、プロダクトマネージャーと合意形成が取りやすく、エンジニアとも素早い意思疎通を行うことができます。それにより、全員が正しくユーザーに向き合いながら開発を行うことができます。
UIデザイナーは使いやすいUIを作ることも大切ですが、筆者はチームが同じ方向を目指して作れるような指針を立てることもUIデザイナーの役割だと考えています。
本記事では当社が開発提供するオンライン営業システム「bellFace(ベルフェイス)」のUIデザインがどのように構築されていくかをご紹介します。
目次
- デザインを通して「最適な課題解決の提案」を行うUIデザイナー
- UIデザイナーとしての心得と誤解
- プロトタイプ中心で進めるコミュニケーション
デザインを通して「最適な課題解決の提案」を行うUIデザイナー
bellFaceでは私を含め3名のUIデザイナーが所属しています。経歴や得意なことはバラバラですが、UIデザイナーとして求められることは皆同じです。
bellFaceのUIデザイナーは「デザインを通じた最適な課題解決の提案」を期待されています。
日々ユーザーや社内から、プロダクトへのさまざまな改善要望が上がってきますが、要望をそのまま受け取るのではなく、課題の本質を探り、多面的な意見を元に解決方法を決めています。
よくディレクターなどがチームメンバーの声を聞かずに「〇〇をやってほしい」といった修正依頼がくるような現場もありますが、当社ではなるべくそういったことをせずに担当者が「こういう課題があるので、こういう修正をしたい。デザイナーとしての意見を聞かせてほしい」と確認をして進めます。
なぜこういったやり方で進めているかというと、最適な課題解決の方法は特定の職種だけが出せるものではなく、多面的な視点を得て作らないと、プロダクトとしてちぐはぐなものになってしまうためです。
UI/UXで起きている課題であればデザイナーに頼る、パフォーマンスや制御面で課題があるものはエンジニアに頼るなど、互いに得意分野を理解した上で、GitHubのプルリクエストやSlackに貼り付けたUIのキャプチャで議論をかさね、相互理解をもって開発をしています。
ベルフェイスのUIデザイナーは、UIやUXを通じて問題を解決する専門家として役割を担っています。
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平野 正樹(ベルフェイス株式会社)(ヒラノ マサキ)
ベルフェイス株式会社 プロダクトディビジョン UIデザイナー。受託系のウェブ制作会社数社でデザイン、ディレクション、実装、CMS構築などを経験。その後、自社プロダクト開発に挑戦したくなり、2018年11月ベルフェイスに入社。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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