![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||
![]() 柳井です。 小川洋子の「博士の愛した数式」を読みました。映画化もされた小説です。短期の記憶しか保持できなくなった元数学者と、家政婦の女性とその息子の交流の物語です。心温まる話であるとともに、数字の美しさについても教えてくれる小説です。 この小説では、数字は単なる記号ではなく、それぞれ個性を持った存在として生き生きと描かれます。素数や約数など、学校で習った知識を下敷きに、登場人物たちの会話に出て来る数字にどういった秘密が隠されているのかを、驚きとともに伝えてくれます。 普段目にしている物に自分が知らない意味があることを発見することは、小さな感動を呼び起こしてくれます。当たり前だと思っていることに、いつもとは違う驚きを付け加える。そういった仕事をしていきたいものです。 |
||
![]() |