グレープシティは、業務アプリケーション開発を支援する「SpreadJS」の最新バージョン「SpreadJS V16J」を、2月22日にリリースする。1年定額制のサブスクリプション方式で、初期費用は1開発ライセンスが税込165000円、1配布ライセンス(1ドメイン)が税込660000円。2年目以降のリニューアル(更新)価格は、開発ライセンス・配布ライセンスともに税込165000円。
「SpreadJS V16J」では、ボタンやチェックボックスなどをはじめとする9種類のExcelライクなフォームコントロールが追加され、Excel入出力機能を活用することでフォームコントロールを配置したワークシートをExcelに出力したり、インポートしたExcelファイルに含まれるフォームコントロールをSpreadJS上で利用したりすることも可能となる。
また、新しいファイルフォーマット(SJS形式)によるSpreadJSデータの保存や読み込みに対応し、ライブラリ本体に加えてSpreadJSデザイナも新形式によるデータの保存や読み込みに対応している。新ファイルフォーマットは、データ構造の最適化によって従来のSSJSON形式ファイルと比較して、大幅に小さいサイズでSpreadJSデータを保存できるようになった。
さらに、新しいファイルフォーマットをベースとするExcel入出力機能も利用可能になり、従来よりも高速なExcelインポートとエクスポートを実現している。
テーブルシートでは、データの階層表示ができるようになった。シート上の各階層データはUIによる折りたたみや展開に対応しており、階層ごとに画像を設定したり、階層の親子関係と連動して動作するチェックボックスを設定したりすることも可能になっている。ほかにも、コンテキストメニューや新しく追加されたAPIを利用すれば、階層レベルの上げ/下げや指定階層に対するレコードの追加といった操作もできる。また、本体ライブラリとあわせてSpreadJSデザイナおよびリボンコンテナでも階層データをサポートしており、同デザイナ・リボンコンテナの[データソース]画面ではテーブルシートに設定する階層データの種類やサマリー数式、階層ごとに表示する画像などの設定が可能となっている。
テーブルシートパネルのフィールドエリアでは、リレーショナルデータをツリー表示できるようになるとともに、SpreadJSデザイナ・リボンコンテナの[データソース]画面でも同様に、リレーショナルデータのツリー形式での表示に対応した。
あわせて、「販売管理」と「売上明細」のサンプルアプリケーションが新たに追加され、日本の業務システムで求められることの多い受注管理や売上管理、請求管理といった処理をSpreadJSで実現しており、グループ化や条件付き書式、チャートやピボットテーブルなどをはじめとする豊富な機能の活用例をオンラインデモで確認可能となっている。
そのほか、Angular 15に対応するとともに、Next.jsやNuxt.jsでの利用にも対応した。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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