ギブリーは、同社の提供するコーディングテストツール「Track Test(トラック・テスト)」の新たなコンテンツとして、受験者の生成AIに関する基礎知識を問う「生成AIテスト」を10月10日にリリースした。
「Track Test」は、エンジニアの実務力をテストしてデータに基づいて採用を決定するためのエンジニア採用コーディングテストツールで、800問以上の豊富な問題を組み合わせることによって、自社独自の技術課題を簡単に作成・配信可能となっており、候補者から提出されたソースコードを自動採点して、結果レポートを確認できる。
コーディングテストを通して、従来の履歴書や数時間の面接だけではわかりにくかった、エンジニア候補者の実務のスキルを可視化し、候補者のスキルを正しく理解することで強い組織を作れるようになるとともに、選考プロセスにおけるスキル見極めにかかるコストの削減が可能になる。
同社は、「Track Test」のコンテンツとして、おもにIT技術者を対象とした中級レベルの問題で、機械学習の知識や最先端の大規模言語モデルの技術、それらを踏まえたシステム開発のためのプロンプト設計などに必要な知識・スキルレベルを測る「プロンプトエンジニアリング試験」を5月にリリースしているが、企業において生成AIを効果的に活用するには、IT技術者だけではなく生成AIを用いたシステムを業務で活用する「ビジネス職」の生成AIへの理解や活用スキルが不可欠なことから、今回リリースされた「生成AIテスト」が開発された。
「生成AIテスト」は、ビジネス職向けに生成AIリテラシを適切に測定・把握するテストで、適切な従業員のスキルレベルの把握を通じて、従業員の生成AIリテラシの育成およびAIリテラシの高いビジネス職人材の採用をサポートする。同テストでは、受験者がどの程度生成AIの基礎知識を習得しているかを測れる。
あわせて同社は、企業の生成AI活用や人材育成をより効果的なものとしていくべく、「生成AI活用 プロフェッショナルサービス」を提供している。同サービスではさらに、業務における生成AI活用方針の策定から、効果的なプロンプトの設計や作成したプロンプトの改善、業務効率化の定量評価など、各社のニーズに沿ってプロフェッショナルチームが企業の生成AI活用促進に伴走する「GAIコンサルティングサービス」と、生成AIを活用するために必要な知識やスキルを学ぶインプット型のオンライン教材や、アウトプット型の人材育成研修プログラムを提供する「GAI人材育成支援サービス」の2つを用意する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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