イスラエルが拠点の量子ソフトウェア開発企業であるClassiq Technologiesは、アルゴリズム、機能、チュートリアルを含む量子アプリケーションスイートを、12月5日に公開した。これらはClassiqプラットフォームで構築され、GitHubリポジトリ上で公開されている。
Classiqは、純粋およびハイブリッド量子アルゴリズムの設計、合成、解析、デプロイ、デバッグのための量子コンピューティングソフトウェア開発プラットフォーム。金融、物流、量子化学、サイバーセキュリティなど幅広い業界に対応できるよう設計されており、汎用性の高いアプリケーションを提供している。Classiqプラットフォームには「Shor」「Grover」「HHL」などの有名な量子アルゴリズムに加え、強固な量子ソフトウェアの構築に必要な量子機能が含まれている。
Classiqでは、アルゴリズムの最適化されたハードウェアを意識し、モデルを作成することが可能。今回発表された量子アプリケーションスイートでは、これらのリソースを一般公開する。これにより、量子ソフトウェアの開発に向けて、今までにない開発手法の探求と採用を喚起する。
なお、すべてのリソースにはJupyterノートブックとClassiq独自のモデリング言語である「.qmod」ファイルが付属している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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