ドコモはiモード対応サイトにおいて、ログイン操作のわずらわしさを解消する「iモードID」の提供を開始すると発表した。
ドコモは28日、一般サイト(勝手サイト)を含むiモード対応サイトにおいて、ログイン操作のわずらわしさを解消する「iモードID」の提供を開始すると発表した。
WebサイトをiモードIDに対応させると、以下のような利便性を実現できる。
会員登録時
ユーザーがそのWebサイトを初めて利用し、メンバー登録をする際の操作には変更はない。ユーザーは従来通りログインIDやパスワード、プロフィールなどを登録することになる(図はいずれもドコモの報道資料より)。
会員登録後(ログイン時)
これまで各サイトのメンバーページにログインする際は、ログインID・パスワード等の入力が必要だった。またFOMAの場合はFOMAカードの製造番号(UIM)を送信するログイン方法もあったが、確認メッセージが表示され、これにユーザーが同意する必要があった。
iモードIDを利用することで、ログインIDやパスワードの入力、または確認メッセージの操作をすることなくログインできるようになる。ユーザーは「会員入り口」等のボタンを押すだけでメンバーページに入れるため、不要な操作や、IDやパスワードを記憶しておく必要がなくなる。
iモードIDは以下のようにして一意(ユニーク)に決定される。
- iモードを利用しているユーザーの携帯電話番号毎に1つ付与される
- 携帯電話番号とは異なるランダムな英数字の組み合わせにより構成される
- iモードIDにメールアドレス、氏名などの契約者情報は含まれない
- ユーザID、携帯電話及びFOMAカードの製造番号情報とは異なる
- 名義変更、改番、iモード契約の解約によりiモードIDは変更される
- FOMA、MOVAともに利用可能
iモードID運用は3月31日からで、初期設定は全端末とも「iモードIDを通知する」になる。サイト制作者向け情報はドコモの作ろうiモードコンテンツ内に3月31日より掲載される予定となっている。
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