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たった5つのルールではじめるC言語開発

シフト演算


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 今回は、前回にひきつづいて論理演算についての学習を行います。前回の論理演算子の説明に再度目を通してから本稿に進むと、より理解しやすいと思います。

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新しいプロジェクトを作ろう

 まずはシフト演算から試してみましょう。前回は、開発環境のテストのために作ってあったものをそのままmain.cだけ書き換えて使いました。今回は新たに課題専用の環境を作ってみることにします。こうすることで、前回の四則演算のプログラムの開発環境を残しておくことができます。あとで復習したりするときに便利です。

 まずはPM plusを起動してください。もしmain.cのウィンドウが開いていたら、これは閉じてください。この状態で、図1のような表示になっているはずです。

図1:PM plusの表示状態
図1:PM plusの表示状態

 ここから、今回のプログラムを実験するための新しい環境を作ります。PM plusのメニューから、[プロジェクト]→[新規プロジェクトを追加(N)]を選びます(図2)。

図2:新規プロジェクトの追加
図2:新規プロジェクトの追加

 すると、図3のようなウィンドウが開きます。

図3:新規プロジェクト情報の設定画面
図3:新規プロジェクト情報の設定画面

 上から2つ、「プロジェクト・グループ名」と「プロジェクトファイル名」が必須入力項目です。プロジェクト・グループ名は、入力欄の右側にある下向き三角形ボタンをクリックすればメニューから選択できます。ここでは「78k Series」を選んでください。

 プロジェクト・ファイル名は何でもOKですが、ここでは課題に合わせて「論理演算」と入れます。入力したものを図4に示します。入力が終わったら[次へ]をクリックします。

図4:プロジェクト・グループ名とファイル名を入力したところ
図4:プロジェクト・グループ名とファイル名を入力したところ

 図5のようにソース・ファイルの設定ウィンドウが表示されます。新しいプロジェクトに使用するソース・ファイル(プログラムのファイル)を指定するための画面です。

図5:ソース・ファイルの設定画面
図5:ソース・ファイルの設定画面

 [追加]ボタンをクリックすると図6のようなウィンドウが表示されます。ここでは図6で反転表示されているように、main.c以外のすべてのファイルを選択してください。

 [Ctrl]キーを押しながらファイル名をクリックしていくと、複数のファイルを選択することができます。選択したら[開く]をクリックしてください。

図6:ファイルの選択画面
図6:ファイルの選択画面

 再びソース・ファイルの設定画面に戻ります。さきほど選択したファイルが表示されているのを確認してください(図7)。問題なければ、[次へ]をクリックします。

図7:選択したソース・ファイルが表示されている状態
図7:選択したソース・ファイルが表示されている状態

 今度は図8のようにディバッガの選択ウィンドウが表示されます。SM+が選択された状態になっているはずですから、ここは何もせずに[次へ]をクリックします。

図8:ディバッガの選択
図8:ディバッガの選択

 最後に、図9のように設定の確認ウィンドウが表示されます。図9と同じようになっていれば、[完了]をクリックしてください。ソース・ファイルの表示順は同じでなくてもかまいません。違っているようなら、[戻る]をクリックして該当する設定ウィンドウに戻り、正しく設定し直してください。

図9:設定の確認
図9:設定の確認

 PM plusのProjectWindowには、図10のように、今追加したプロジェクトが表示されています。プロジェクト名の左にある小さな円柱が桃色になっているプロジェクトが、現在有効なプロジェクトを示しています。

図10:論理演算のプロジェクトが追加された
図10:論理演算のプロジェクトが追加された

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この記事の著者

舘 伸幸(タチ ノブユキ)

NECマイクロシステム株式会社 勤務NPO法人SESSAME 所属開発ツールのソフトウェア開発を経て組込みソフトウェア開発に従事。プライベートにも半田ごては手放さない。2006年からSESSAME に参加。若い世代に物を作る楽しさを伝えていきたい。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/3726 2009/03/26 18:00

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