OpenBSDプロジェクトは19日、オープンソースのUNIXオペレーティングシステム「OpenBSD 4.7」をリリースした。
今回リリースされたOpenBSD 4.7では、ハードウェア面ではブルーレイディスク(UDF 2.5および2.6)がサポートされ、SCSIのマルチパスドライバ(mpath)の追加など、多くのデバイスサポートが追加された。プラットフォームでは、中国科学院によるMIPS互換のLoongsonプロセッサを新規にサポートしている。
ソフトウェアでは、パケットフィルタpfが新しくなり、記述ルールなどにも変更が加えられている。また、OpenSSHが4月にリリースされたばかりのバージョン5.5に更新されており、SSH1がデフォルトで無効になっている。そのほか、OpenBGPDやOpenOSPFDといったルーティングデーモンの機能向上、ext2ファイルシステムを作成するnewfs_ext2fsや、U-Bootブートローダーイメージを作成するmkubootの追加などが行われている。
詳細な更新箇所はリリースノートを参照のこと。なお、OpenBSDは毎年2回定期的にアップデートされるサイクルになっており、バージョン4.7が27回目のリリースとなる。
【関連リンク】
・OpenBSD 4.7 Release
・Index of /pub/OpenBSD/4.7
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です