米オラクルは18日(現地時間)、Java仮想マシン(JVM)「JRockit」を無償で公開すると発表した。同社は今回の無償公開によって、より多くのユーザーからのフィードバックを集め、将来リリースされるJDKに反映したい、としている。
「JRockit」は、かつてBEAシステムズがインテルと共同開発したJVMで、インテルCPUにおいて高いパフォーマンスを発揮する。すでに、オラクルはかつてのサン・マイクロシステムズによるJVM「Hotspot」を所有しており、将来的には「JRockit」と「Hotspot」との統合を行う予定であるという。
なお、「JRockit」のソースコードは公開されない。同社は、将来的に「OpenJDK」において、「JRockit」と「Hotspot」が統合されたJVMのソースコードを公開する方針である。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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