AI時代の複雑なシステムをブラックボックス化させないために ──ソフトバンクが実践するNew Relicを活用したモダンスタックのオブザーバビリティ
【20-C-5】New Relicを「さっと」入れたら、生成AI開発チームの「心に余白」が∞になった件 ~あれ?俺たち、もしかして最強のBizDevOps集団だったりする?~
AIの導入で開発効率は向上する一方、システムの複雑化によって障害の原因追求が困難になったり、運用が属人化したりといった課題も少なくない。そういった開発現場の問題を解消するのがNew Relicのオブザーバビリティツールだ。資料業務に特化した生成AIサービス「satto workspace」を開発するソフトバンクのIT統括 iPaaS事業開発本部では、New Relicを導入し、障害対応の属人化を脱却。BizDevOps体制の土台としてオブザーバビリティを組み込んだ背景と、導入の裏側を解説した。
特定のエンジニアに頼らない仕組みの作り方
New Relicは、2008年に米国で創業した、オブザーバビリティプラットフォームを提供する企業である。日本国内のオブザーバビリティ市場において、No.1のシェアを誇るベンダーだ。
同社の技術統括を務める伊藤基靖氏は、AI時代の開発における課題について「AIの導入によって開発の生産性が向上する一方、システム構成は今まで以上に複雑になっている」と指摘する。
ブラックボックス化した複雑なシステムでは、問題発生時の原因究明や、影響範囲の特定に多大な時間を要する。さらに、どのチームにエスカレーションするべきか判断がつかないまま対応が遅れ、その間にもユーザー体験が悪化するという悪循環に陥りかねない。
そこで伊藤氏は「AI時代のシステムに求められるのは、誰でもシステムの状態を即座に理解できる環境を整えることではないか」と提起した。特定のスーパーエンジニアに依存しなければ原因を追究できないといった、リスクの高い状態を回避することが重要である。
この理想を実現するのが、New Relicのオブザーバビリティのソリューションだ。同社は、フロントエンドからバックエンド、インフラまでを一気通貫でモニタリングできる「オールインワン」のプラットフォームを提供している。
例えば、アプリケーションでパフォーマンスの劣化が発生した時に、直感的に問題を特定し、LLMなどの依存関係を考慮しながら原因を探索できる。ログの調査が必要な場合も、画面を切り替えることなく、単一のダッシュボードで作業を完結できる点が特徴である。
こうしたプラットフォームを用いることで、開発者の誰もがシステムの状態を把握できる環境を構築できる。その実践事例として、ソフトバンクの開発チームによる取り組みが紹介された。
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岡田 果子(オカダ カコ)
IT系編集者、ライター。趣味・実用書の編集を経てWebメディアへ。その後キャリアインタビューなどのライティング業務を開始。執筆可能ジャンルは、開発手法・組織、プロダクト作り、教育ICT、その他ビジネス。
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丸毛 透(マルモ トオル)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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提供:New Relic株式会社
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