Mozilla Japanは、Windows/Mac/Linuxに対応する「Firefox」の最新ベータ版と、Android対応の「Firefox」最新ベータ版を、27日に公開した。
PC向けの「Firefox」最新ベータ版は、「IonMonkey」と呼ばれる新しいJavaScriptのJITコンパイラを導入することで、JavaScriptをより効率的に処理できるようにした。これによって、Webアプリケーションやゲーム、その他JavaScript処理の多いページを、より高速に処理できるようになった。また、Macユーザー向けにRetinaディスプレイをサポートしている。
ほかにも、HTTPSで接続する安全なWebサイトでは、安全でないコンテンツの読み込みを無効化した。やむを得ず必要な場合には、about:configページで有効に戻せる。また、W3C標準のTouchイベントをサポートするとともに、これまで試験的に導入していたMozTouchイベントは無効化した。
Android向けの「Firefox」最新ベータ版は、新たに「検索サジェスト」機能を導入。検索バーに文字を入力するたびに、検索キーワードの候補が表示される。「検索サジェスト」は、スマートバー(ロケーションバー)へ最初に文字を入力する際に、有効にするかどうかを設定できる。
また、悪意のあるWebサイトからユーザーを保護するため、マルウェアやフィッシング詐欺に用いられているWebサイトを開こうとしたときには、警告を表示する。悪意のあるサイトの可能性があるページを読み込む前に警告が表示されるので、ユーザーはページの読み込みを中断可能となっている。
【関連リンク】
・Mozilla Japan
・「Firefoxプレビューリリース」
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