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html5j、アプリケーションコンテスト「HTML5 Japan Cup 2014」の授賞式を開催。受賞者には12歳の少年も

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 HTML5の普及に活動するコミュニティ「html5j」は、今年4月より応募を開始したHTML5アプリケーションコンテスト「HTML5 Japan Cup 2014」(以下、5jCup)の最終審査ならびに各賞受賞者の発表会「HTML5 Japan Cup 2014 The Final」を、7月26日に東京・渋谷のサイバーエージェント社内で開催した。

受賞者、スタッフ、スポンサー企業・団体の代表出席者らが勢揃いの写真撮影。全員の力でHTML5 Japan Cup 2014は大成功の内に幕を閉じた
受賞者、スタッフ、スポンサー企業・団体の代表出席者らが勢揃いの写真撮影。全員の力でHTML5 Japan Cup 2014は大成功の内に幕を閉じた

 

 5jCupは、WebデザイナーやWebエンジニアを対象とするコンテストで、スポンサー企業・団体が要望したテーマに基づき、HTML5を使用したアプリケーションを開発し、応募するというもの。スポンサーは40社以上。各スポンサーが提示したテーマや審査基準で各章が用意されたため、授賞数も多数となった。

 最優秀賞1チームと優秀賞3チーム以外は、スポンサーが独自に選定。受賞者の中には12歳の少年もいて、会場からは驚きと感嘆の声が上がった(少年はその後LTにも登壇。相対座標など開発に用いた数学的知識にも会場の大人たちは舌を巻くことになった)。

 最優秀賞と優秀賞は、会場に詰めかけた参加者、スポンサー代表、審査員らが「10円玉を箱に入れる」形の投票で決定。審査員として出席していた女優の池澤あやかさんも例外ではなく、自らのおさいふから10円玉を投じていた。

 最優秀賞は、音声認識技術を駆使したゲーム「コトバツナギ」を応募したfokaさんが受賞。受賞理由について、5jCupの実行委員長である吉川徹氏は「しりとりや連想ゲームのようなコトバを繋いでいくというゲームだが、デザインやアニメーションなどの効果が素晴らしく、完成度が非常に高い作品。大人数で楽しめるなどゲーム性も高く、スマートフォンを使って気軽にみんなで参加できるのもポイントだ。Chromeのみだが、Web Speech APIなどを使っている点も面白かった」と述べた。なお、fokaさんには優勝賞金として100万円が授与された。

審査委員長の吉川徹氏(左)、最優秀賞を受賞したfokaさん(中央)、審査員の池澤あやかさん(右)
審査委員長の吉川徹氏(左)、最優秀賞を受賞したfokaさん(中央)、審査員の池澤あやかさん(右)

 

 優秀賞は、3Dグラフィックによるゲーム「Enraged Fowls」を応募したあんどうやすしさん、Oculus Riftにより360度あらゆる角度から目の前でダンスする初音ミクを見ることができるアプリケーション「YouTubeそっくりなWebGLプレーヤー」を応募したjThree合同会社さん、懐かしい印象の3D画面(記者はnamcoのゲーム「Pole Position」を思い出した)ながらゲームを普段しない審査員もはまるほどのおもしろさを実現したカーレースゲーム「JS Racing」を応募した株式会社アイエムジェイTSUKURITEさんが受賞した。

 すべての賞は、審査員の講評や受賞理由なども含めて5jCupのWebサイトで発表されている。受賞アプリの詳細を読んだり、実際にプレイしたりもできるので、ぜひサイトを訪れていただきたい。

 なお、html5jを設立し管理人を務めてきた白石俊平氏が、今回の5jCupを最後に管理人を退くと発表。吉川徹氏が管理人を引き継ぐ。

【関連リンク】
【HTML5 Japan Cup 2014】最優秀賞・優秀賞・審査員特別賞の受賞作品発表
【HTML5 Japan Cup 2014】テーマ賞の受賞作品発表
「HTML5 Japan Cup 2014」
「html5j」

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