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【デブサミ福岡2015】Microsoft <3 Javaで広がる今後の世界

Developers Summit 2015福岡 講演レポート

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2015/11/20 14:00

 2014年2月にサティア・ナデラ氏がCEOに就任して以来、マイクロソフトは大きく変わろうとしている。その象徴といえるのが、オープンソース化戦略の推進だ。本セッションでは、マイクロソフトのJavaに対する取り組みについて、クラウド・プラットフォームMicrosoft Azureで提供されているサービスを中心に紹介された。

目次

日本マイクロソフト株式会社 テクノロジー・エバンジェリスト 日本Javaユーザ・グループ幹事 寺田佳央氏

日本マイクロソフト株式会社 テクノロジー・エバンジェリスト 日本Javaユーザ・グループ幹事 寺田佳央氏

新CEOの就任以後、JavaなどのOSSに積極関与するマイクロソフト

 寺田佳央氏は「皆さんのマイクロソフトに対するイメージを変えたい」と述べ、セッションを開始した。2014年2月にサティア・ナデラ氏が三代目CEOに就任して以来、同社はオープンソース化とクロスプラットフォーム化戦略を推進している。Java、PHP、Rubyなどのオープンソースコミュニティに対して積極期にコミットしている。例えば、OpenJDKプロジェクトではJava VMに対するパフォーマンス向上のためにソースコードレベルで修正を行い貢献するほか、さまざまな開発者向けドキュメントの公開も行っている。

 この方針転換がなければ、寺田氏が本年7月にマイクロソフトに入社することはなかっただろう。氏はサン・マイクロシステムズと同社を吸収合併したオラクルで約9年、Javaを中心に手がけてきたという経歴を持つ。「入社後に受けた新入社員研修には、オープンソースに積極的に取り組む、というプログラムがありました。これが今のマイクロソフトの文化なのです」(寺田氏)。

 これらマイクロソフトの変化を象徴しているのが、2014年3月に同社提供のクラウド・プラットフォームの名称がWindows AzureからMicrosoft Azureへと変更されたことだ。現在のAzureは、OSから構成管理、データベース、ミドルウェアなどのすべてのレイヤーで、オープンソースのテクノロジーを自由に使うことができる。

 寺田氏が長く取り組んできたJavaでいえば、統合開発環境のEclipse、NetBeans、アプリケーションサーバのTomcat、GlassFish、WebLogic、WebフレームワークのJava EE、Springなど、商用を含めて通常Webアプリケーション開発で使われているものがすべて利用可能だ。

 JavaでWebアプリケーションを開発するといっても、その目的はさまざまだ。寺田氏は、目的のカテゴリー別にAzure上のサービスを置き換えて見せた。

  • PaaS:迅速なサービス展開
  • Docker:DevOps/Microservices
  • IaaS:基幹システムなどミッションクリティカル

 この中で寺田氏が「安心して皆さんにお勧めできる」と語ったのがDockerとIaaSだ。PaaSは簡単に展開できるメリットはある一方、少し柔軟性に欠ける部分がある。その部分で、よりやりやすくできるのがDocker、IaaSということになる。

 IaaSでは、ハイパーバイザー上で、作りたい環境を簡単に構築できる。ウィザード形式で環境、リージョン、マシンなどを選択していけば、すぐに環境が立ち上がる。


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