米Microsoftは、ユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)アプリ開発のためのヘルパー関数、カスタムコントロール、アプリサービスを含むツールキット「UWP Community Toolkit 1.5」を、7月5日にリリースした。
「UWP Community Toolkit 1.5」では、既存のコントロールおよびサービスにおける、機能性と安定性を大きく向上したほか、新機能として「Menu」「OrbitView」「RadialProgressBar」「RoundImageEx」「ExpressionBuilder」「BluetoothLEHelper」が追加されている。
「Menu」は、コミュニティからの要望を受けて追加された、従来からのデスクトップアプリケーションをUWPに適合させるためのクラシックコントロール。階層型メニューと、あらゆる入力方法に対応し、画面サイズに応じた自然な展開が可能なサブメニューが利用できる。
「OrbitView」は、中央に置かれたエレメントの周囲にエレメントを配置し、自由にサイズや距離を変更可能なアイテムコントロール。
「RadialProgressBar」は、円形の領域を時計回りに使用して値を表示するXMLコントロールで、プログレスバーとして使える。
「RoundImageEx」は、従来のImageExと似たコントロールで、ローディングインジケータを表示しながらイメージのキャッシュを非同期でローカルにダウンロードできる。また、イメージの円形での切り抜きにも対応する。
「ExpressionBuilder」は、型安全な方法でExpressionAnimationが作れる。
「BluetoothLEHelper」は、周辺のBluetooth LE機器の検出、接続、やり取りを可能にするクラス。
なお、Windows 10 Creators Update(build 10.0.15063)では、いくつかの新たなAPIが利用できるようになっているため、UWP Community Toolkitを使って開発したアプリは、最新の「UWP Community Toolkit 1.5」によるアップデートが求められる。
【関連リンク】
・日本マイクロソフト
・「UWP Community Toolkit」(英語、GitHub)
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