米GitHubは10月12日(現地時間)に、新機能として「Dependency graph」を追加するとともに、ニュースフィードと「Explore」の改良を行った。
「Dependency graph」は、ユーザーのコードがどのプロジェクトに依存しているか、どのプロジェクトでユーザーのコードが利用されているかの把握を可能にする機能。リポジトリを離れることなく、ユーザーのコードが依存しているパッケージやアプリケーションを閲覧できる。
また、あるコードにセキュリティ脆弱性が発見されると、該当するコードがどのプロジェクトで利用されているかを追跡し、そのコードを利用しているユーザーに通知する、セキュリティアラート機能の追加も予定している。脆弱性への対処方法が公開されている場合は、GitHubコミュニティで共有されているセキュリティ修正方法の提案を行う。
なお、「Dependency graph」は現段階で、RubyとJavaScriptをサポートしており、近日中にPythonにも対応する。
機能改善が行われたニュースフィードでは、ダッシュボード上の「Discover repositories」フィードに、フォローしているユーザー、スターをつけたプロジェクト、GitHub上の人気トレンドに基づく、おすすめのオープンソースプロジェクトが表示されるようになった。また、「Browse activity」では、ユーザーがフォローしているプロジェクトや他のユーザーのアップデートが表示される。
「Explore」については全面的な見直しを行い、GitHubコミュニティから任意にピックアップされたリソースである「Collections」を、従来よりも簡単に探せるようになったほか、GitHubコミュニティの「Topics」タグを利用して、テクノロジー/言語/フレームワーク/プラットフォームに合わせたプロジェクトを探せる「Topics」ページも用意する。
このほか、「GitHub Enterprise」ユーザー向けのプレミアムサポートや、コミュニティフォーラム、Marketplaceのトライアルプログラム、チームディスカッションツールのリリースも予定している。
【関連リンク】
・GitHub(英語)
・「Dependency graph」(英語)
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