LINEは、コミュニケーションアプリ「LINE」において、「LINEビジネスコネクト」などのAPI型のLINEアカウントに活用可能なMessaging APIの新たなメッセージタイプとして、画像やボタンなどを自由にレイアウトできる「Flex Message」を、6月12日に公開した。
従来のMessaging APIでは、シンプルなテキストのほかに、スタンプや画像などを表示可能なメッセージや、複数のボタンやURLの配置が可能な「テンプレート」といったメッセージタイプを提供してきたが、「テンプレート」には配置できるボタン数が限られる、レイアウトが画一的である、といった制約がある。
今回、追加された「Flex Message」は、自由なレイアウトが可能なメッセージタイプで、一定の表示フレームをベースにHTMLに近い感覚でレイアウトをカスタマイズできる。自由なメッセージレイアウトによって、メッセージのUI・UXを大幅に改善するとともに、より操作性・デザイン性に優れたメッセージ配信を通じて、ユーザーコミュニケーションの幅を広げられる。
「Flex Message」の利用には、API型「LINE」アカウントや、Messaging APIが有効になったLINE@チャネルが必要で、「LINE」バージョン7.1.4以降が対象となる。
なお、「LINE Biz-Solutions Partner Program」の一部上位パートナーや、「API Expert」認定者には「Flex Message」が先行提供されており、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムの「DialogOne」や、トランスコスモスの「DEC Connect」は、すでに「Flex Message」に対応している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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