米Microsoftは、Azure上でKubernetesサービスを提供する「Azure Kubernetes Service(以下、AKS)」を、6月13日(現地時間)に正式リリース(GA)した。
今回の正式リリースにともない、AKSは新たにオーストラリア東部、イギリス南部、アメリカ西部、アメリカ西部2、北欧を含む5つのリージョンでの提供が開始されている。現在、AKSは3大陸10リージョンで利用可能となっており、今後数か月中にさらに10リージョンが追加される。
さらに、新機能としてロールベースのアクセス制御(RBAC)、Azure Active Directoryベースの認証、既存の仮想ネットワークへのクラスタのデプロイ、TerraformをはじめとするオープンソースのツールやAzureのリソースマネージャを使用したクラスタのデプロイおよび監視などが追加された。
このほかMicrosoftは、パッケージマネージャであるHelmの、Kubernetes対応版の開発を支援するとともに、Kubernetes初心者向けのツール「Draft」および「Brigade」のリリース、Visual Studio/Visual Studio Code向けKubernetesプラグインの開発など、Kubernetesコミュニティに向けた、さまざまな支援を行っている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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