新たに開設した開発者向けポータルサイトは、同社が公開する各種APIの仕様、開発テスト環境、利用者登録、API利用のための審査窓口といった機能を備えており、銀行APIの利用にあたっては、同ポータルサイトでの登録が必須となっている。
銀行APIは、顧客の口座残高や入出金明細といった参照系API(1月15日公開)、口座の振込や振替といった更新系API(4月公開予定)で構成する。
APIへのアクセス方法は、当該サービスを利用する顧客の口座に対してAPIによるアクセスを行う場合に利用できる「パブリックアクセス」と、ユーザーのシステムからユーザー自身の口座に対してアクセスする場合に利用可能な「プライベートアクセス」の2種類。

「パブリックアクセス」は、電子決済等代行業者としてAPIを利用するケースで、たとえば会計システムや家計簿アプリなどを提供する事業者が利用できる。
「プライベートアクセス」では、多数の入金が発生するサービスを運営している事業者が「振込入金口座API」と「入出金API」を利用してシステム構築することで、取引先への請求処理や入金照合を自動化することが可能になる。