ヤフーは、異なるメッセージングシステムを統合するオープンソースソフトウェア(OSS)「OpenMessaging」の開発に、1月より参画する。
「OpenMessaging」は、OSSである「Apache Pulsar」「Apache Kafka」など、さまざまなメッセージングシステムを統合するミドルウェアとしてオープンに開発されている。異なるアプリケーション間でデータ連携を行う際に発生する、互換のための実装コストの増大やシステムの複雑化といった技術課題を解決する、共通インターフェースとなる。
ヤフーは、それぞれのサービスに適したメッセージングシステムを選択しているため、同社が開発に参画する「Apache Pulsar」をはじめとした、複数の異なるメッセージングシステムを利用しており、サービス間のデータ連携を進めるにあたって、同様の技術課題に直面していたこと、および「Apache Pulsar」などさまざまなOSSへの貢献活動が評価されたことから、「OpenMessaging」開発への参画を決定した。
同社は、今後企業間・サービス間のデータ連携が拡大する中で、顕在化すると考えられる技術課題の解決に寄与すべく、「OpenMessaging」の改善・標準化に貢献していく。
なお、「OpenMessaging」の開発メンバーには、すでにAlibaba、Didi、Yahoo、Streamlioなど12社が参画している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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