NECは効率的な情報検索システムを開発したと発表した。
NECは20日、効率的な情報検索システムを開発したと発表した。
この検索システムは「目的とする情報」を高い精度で検索するために、「時間の記憶」という切り口を使っている。一般にビジネスに関する書類を探す場合、その情報を的確に表す専門用語を思い出せなくても、業務を行った時期などの時間的な記憶は比較的残っていることが多い。また、企業においては「商品が一定期間にどれだけ売れたか」など、時間範囲を限定した情報検索の需要も高い。
NECでは、これらの事象に着目して情報検索に時間の概念を採り入れる技術の研究開発を進めており、今までの研究成果である「情報更新同期技術の開発」「時系列分割索引技術の開発」「過去索引圧縮技術の開発」「過去状態再現技術の開発」などを活用することにより、探したい情報の時間的な記憶や記録を手がかりにした情報検索システムの開発を実現させた。
今後は、企業はもちろん、一般の人にとっても有用な技術となるよう、さらなる開発を続けていくとしている。
NEC:効率的な情報検索を行うシステムを開発
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です