Linux Foundation Japanは、日本語でのトレーニングおよび認定試験の提供を、2月25日に開始した。
第1弾として、ブロックチェーンと分散台帳技術の基本概念からHyperledger Fabricのコアアーキテクチャ/コンポーネントまで学習できるオンラインコース「Hyperledger Fabric Fundamentals」と、コンテナ管理プラットフォームを使用したアプリケーションインフラストラクチャの管理方法について学べる「Kubernetes Fundamentals」の日本語版が提供される。
Linux Foundationが提供するトレーニングプログラムは、世界で220カ国以上、150万人以上から参加登録されており、LinuxやKubernetes、Hyperledgerなど最新のオープンソーステクノロジーに関するトレーニングが実施されている。そのほか、実務に役立つ、さまざまな技能認定試験向けの学習環境も提供されている。
今回、日本語版で開設された「Hyperledger Fabric 基礎」と「Kubernetes 基礎」は、日本でも需要の高いオープンソース技術を効率よく学習できるプログラム。世界中で受講されているものと同一のコンテンツが、日本語でも受講することが可能となる。
「Hyperledger Fabric 基礎」コースでは、ブロックチェーンと分散型台帳技術の基本概念や、Hyperledger Fabricのコアアーキテクチャとコンポーネントについて説明される。具体的には、チェーンコード(Hyperledger Fabricのスマートコントラクト)を通じて、Hyperledger Fabricにビジネス ロジックを実装する方法や、分散台帳の読み書きに使用されるさまざまなトランザクションタイプを確認する方法、アプリケーションがHyperledger Fabric JavaScript SDKを使用してトランザクションを呼び出す方法が解説される。
「Kubernetes 基礎」コースでは、Googleなどの企業で使用されているコンテナ管理プラットフォームを使い、アプリケーション基盤を管理する方法が学べる。具体的には、Kubernetesアーキテクチャ、デプロイ、クラスタへのアクセス、SecretとConfigMapなどを学習できる。
なお、すべてのLF認定試験は実技試験となっており、試験問題は多言語対応で、随時切り替え表示が可能。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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