ネオマーケティングは、「プロジェクト推進に関する意識調査」をテーマに実施したインターネットリサーチの結果を、2月20日に発表した。
「プロジェクト推進に関する意識調査」は、「アイリサーチ」登録モニターのうち、25歳~59歳でプロジェクト制度がある企業に勤務するビジネスパーソンを対象に1月17日~20日の期間に実施し、1200名(プロジェクトメンバー経験者700名、プロジェクトマネジャー経験者300名、会社役員200名)から有効回答を得ている。
調査対象者に、プロジェクトマネジャー(PM)が原因でプロジェクトが迷走・炎上した経験があるかを尋ねたところ、38%が「経験がある」と回答した。
プロジェクト迷走・炎上の原因としては、「合意形成ができていなかった」「プロジェクトの進捗を見える化しなかった」「計画・目標設定能力が足りなかった」といったプロジェクトマネジャーのスキル不足が挙げられたほか、「はっきりと指示しない」「コミュニケーション力が足りない」といったマインド面の問題も指摘されている。
調査からは、6割以上のビジネスパーソンが自社のプロジェクトマネジャーを「名ばかりPM」だと思っていることも明らかになった。
プロジェクトマネジャーの進行によって、社内の人間関係が悪化した経験があるかを尋ねた質問では、半数以上が「経験がある」と答えている。
プロジェクトマネジャーによる人間関係悪化の理由としては、「仕切りが悪かったから」「無駄な工数を生み出したから」「技術的知識、プロジェクト経験が乏しかったから」が上位となった。
そのほか、プロジェクトマネジャー経験者の57%が会社を「辞めたい」と思ったことがあり、6割の役員が「企業としてプロジェクトマネジャーを教育している」と回答した一方で、プロジェクトメンバーやプロジェクトマネジャーの6割以上は「教育を受けていない」と回答するなど、企業と社員との間での溝が生まれている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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