アイレットは、アマゾン ウェブ サービス(AWS)上でのWindowsベースのファイルサーバー構築作業と、サーバーの監視・運用をパッケージ化した「migrationpack for ファイルサーバー」において、フルマネージドサービスである「Amazon FSx for Windows ファイルサーバー」を利用した構築にも対応したことを、2月27日に発表した。
同社は、インフラの構築から運用保守までを実施するサービス「cloudpack(クラウドパック)」を提供する中で、既存のファイルサーバーをできる限り同じ環境・操作感のままクラウドへ移行したいといった要望により、2019年4月から「migrationpack for ファイルサーバー」の提供を開始している。
従来の基本構成では、Amazon EC2上にWindowsベースのファイルサーバーを構築するが、今回より、フルマネージドサービスである「Amazon FSx for Windows ファイルサーバー」を利用した構築にも対応する。
「Amazon FSx for Windows ファイルサーバー」は、Windows OSの管理が不要となるほか、マルチAZ(アベイラビリティーゾーン)を利用した冗長化にも対応でき、「migrationpack for ファイルサーバー」は、Windows ServerをベースにしたファイルサーバーをAWS上で構築するため、従来のオンプレ環境でユーザーが利用するファイルサーバーと同等の操作感を実現できる。
また、ファイルサーバーでは、レイテンシ(通信の遅延時間)やスループット(単位時間あたりの処理能力)が問題として挙げられるが、「migrationpack for ファイルサーバー」では、専用線接続を利用することで解消できる。
なお、基本構成の場合の初期費用は、構築一式で15万円が必要となる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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