独DeepLは、同社の提供する機械翻訳システム「DeepL翻訳」が、日本語と中国語に対応したことを、公式ブログ3月19日(現地時間)付の記事にて発表した。
「DeepL翻訳」は、同社が2017年夏からインターネット上で無料公開している、ディープラーニングによる機械翻訳システム。今回の日本語と中国語への対応は、2020年初旬に行われたニューラルネットワークアーキテクチャの大幅な改善によって実現している。
同社が実施した、Google、Amazon、Microdoftなどが提供するオンラインで使えるさまざまな翻訳システムで訳した文章と、「DeepL翻訳」が訳した文章を用いたブラインドテストでは、日本語と中国語の翻訳者が「DeepL翻訳」による翻訳の方がより優れていると回答した。
日本語や中国語という、体系がまったく異なる言語からの翻訳は、数百万もの翻訳済みテキスト、数学的計算、社内エキスパートによる助言によって可能になっており、中国語における漢字、日本語における漢字/ひらがな/カタカナの処理にも対応し、文脈に応じて適切かつ自然な訳文が作れる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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