米Appleは、プログラミング言語「Swift 5.2」を、3月24日(現地時間)に正式リリースした。
「Swift 5.2」では、Swift Evolutionにて提案されていた、キーパス式の関数化と、ユーザーに定義されたNominal型の呼び出し可能な値が実装されている。
Swiftコンパイラは、エラーメッセージの品質と精度が大幅に向上したほか、不要な型チェックを行わないことでコード補完を高速化した。
動作モードとしては、リリースビルドに用いる「Whole Module」と、デバッグビルドに用いる「Incremental」が用意されており、「Incremental」はプロジェクト内のすべてのファイルを再コンパイルしないため、最大限の最適化が重要ではない開発時に適している。
ほかにも、Swift Package Managerにおけるパフォーマンスの向上とバージョン競合の減少、およびエラーメッセージの品質向上、SwiftSyntaxにおけるAPIの構文ノード階層の最適化によるツリーへのアクセスの高速化、言語サーバプロトコルの更新などが行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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