プライム・ストラテジーは、マイグレーション不要で「WEXAL Page Speed Technology」(PST)を適用する、「WEXAL Reverse Proxy Limited Edition」(WEXAL リバプロ版)の提供を、4月14日に開始した。あわせて、「WEXAL リバプロ版」の導入とリバースプロキシサーバの保守を行う「WEXAL Reverse Proxy マネージドサービス」の提供を開始している。
「WEXAL リバプロ版」は、オリジナルのサーバやアプリケーションに手を加えることなく、DNSの設定変更のみでWeb表示の高速化を実現する。対象アプリケーションは、WordPress以外にも適用が可能で、サーバ/OSとしてKUSANAGIを利用する必要もない。
専用のセットアップ画面でオリジナルのWebシステムのIPアドレスなどを設定することで、プロビジョンからPSTの初期設定までが完了し、以降はPST専用管理画面「WEXAL PST Manager」からPST設定を行えるため、管理画面ですべての設定を完結させることができる。
さらに「WEXAL PST Manager」には、運用開始後の設定変更のリバースプロキシ用設定画面が追加されており、PSTの適用を現場環境での検証を行った後に、公開環境へ切り替えるという運用が可能になっている。
そのほか、オリジナルのWebシステムから取得した、画像、CSS、JSといったリソースの最適化、AIによるリアルタイムの表示高速化といった機能を搭載する。
「WEXAL リバプロ版」の利用によって、オリジナルのシステムを問わずマイグレーションなしでPSTの導入、Web表示の高速化が可能になる。一方で、オリジナルのアプリケーションに変更を加えないため、アプリケーション(バックエンド)の処理速度・DB負荷に対しては高速化が行われない。
そのため、マイグレーションが可能で、アプリケーション(バックエンド)の処理速度・DB負荷などに主な課題がある場合は従来のPSTを、マイグレーションが難しく、アプリケーション(フロントエンド)の処理速度に主な課題がある場合は「WEXAL リバプロ版」と、システム状況に合わせた選択が必要となる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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