Googleが提供するハイブリッドクラウド/マルチクラウド環境のアプリケーションプラットフォーム「Anthos」がマルチクラウドに対応し、4月23日(現地時間)に一般公開された。
今回のマルチクラウドへの対応によって、Anthosはオンプレミス、Google Cloud、およびAmazon Web Services(AWS)をはじめとするクラウド全体のオペレーションを統合できるようになる。なお、Microsoft Azureのサポートは、現時点ではプレビュー段階となっている。
Anthosでは、「Anthos Config Management」によってGoogle Cloud上でVMのポリシーを管理できるようになったほか、「Anthos Service Mesh」に仮想マシンで実行されるアプリケーションのサポートが今後数か月間で追加され、Google Cloud、オンプレミス、その他のクラウドのさまざまなワークロード全体でセキュリティおよびポリシーを一元管理できるようになる。
そのほか、「Migrate for Anthos」を利用することで、ワークロードの手動での再構築またはプラットフォーム変更を行うことなくコスト削減およびパフォーマンス向上が可能になっており、容易な運用管理操作によって移行したワークロードを他のAnthosサービスと統合できる。
なお、2020年後半にはサードパーティのハイパーバイザなしでのAnthosの実行を可能にする予定となっており、さらなるパフォーマンス向上とコスト削減、他のベンダー製品の併用にともなう管理オーバーヘッドの解消を実現する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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