日本オラクルは、「Oracle Cloud」の東京リージョンと、「Microsoft Azure」の東日本リージョン間において低遅延な相互接続を開始したことを、5月8日に発表した。
今回の相互接続の開始は、昨年6月に発表された、両社によるグローバルな取り組みの1つであり、すでに接続を開始しているアッシュバーン、バージニア(アメリカ)、トロント(カナダ)、ロンドン(英国)、アムステルダム(オランダ)に次いでアジア地域では東京が初の展開となる。
オラクルおよびマイクロソフトのサービス利用者の多くは、今回の東京における低遅延な相互接続により、「Oracle Cloud」と「Microsoft Azure」とで実行されているアプリケーション間での相互運用が可能となる。
すでに両社のクラウド活用を進めている顧客企業は、一部のワークロードを「Oracle Cloud」で実行し、同じワークロードの別の部分を「Microsoft Azure」で実行することができる。既存のIT投資を保護しながら、高度に最適化された両クラウドを活用することが可能。
またこの相互接続において、両社は統合されたIDとアクセス管理も提供し、クラウド・リソースとアプリケーションへは、シングルサインオンでアクセスできる。さらに、共同サポートモデルとグローバル・パートナー・エコシステムにより、クロス・クラウドで実現する選択肢を提供する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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