チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは、「サイバー攻撃トレンド2020年中間レポート」を8月3日に発表した。
同レポートによれば、新型コロナウイルス感染症関連のフィッシングやマルウェア攻撃の数は、2月に週5000件未満で推移していたが、4月下旬には週20万件まで急増している。また、5月・6月は各国がロックダウンの緩和を開始したことから、新型コロナウイルス感染症関連以外のサイバー攻撃も増加し、6月末には全世界であらゆる種類のサイバー攻撃が3月~4月と比較して、34%増加した。
同レポートでは、サイバー戦争の激化、二重の脅迫による攻撃、モバイルへの攻撃、クラウドへの流出といった動向についても紹介している。
2020年上半期のマルウェア総合ランキングは、1位が「Emotet」、2位が「XMRig」、3位が「Agent Tesla」だった。
2020年上半期のクリプトマイナーのランキングは、1位が「XMRig」、2位が「JSEcoin」、3位が「WannaMine」。モバイルマルウェアのランキングは、1位が「xHelper」、2位が「PreAMo」、3位が「Necro」。バンキングマルウェアのランキングは、1位が「Dridex」、2位が「Trickbot」、3位が「Ramnit」となっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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