米Amazon Web Servicesは、監視サービス「Amazon CloudWatch Synthetics」において、AWS X-Rayトレースを埋め込むことで、カナリアランによるデバッグを強化したことを、9月24日に発表した。
同機能では、カナリアにおいてトレースが有効になっている場合、カナリアからの呼び出しに対してトレースが送信される。トレースが有効になっている他のサービスまたはアプリケーションにリクエストを送信しない場合でも、Amazon CloudWatch ServiceLensとAWS X-Ray両方のサービスマップに表示されるようになっている。
同機能によって、アプリケーションのエンドビューを取得し、カナリア実行失敗の根本的な原因を特定可能なほか、パスで呼び出されたすべてのサービス全体像を提供できる。
Amazon CloudWatch Syntheticsにおいて、AWS X-Rayの使用を開始するには、カナリアによって監視しているアプリケーションに対して、カナリアの作成ページで「active tracing」オプションを有効にする必要がある。「active tracing」を有効にすると、カナリア詳細ページに「traces」タブが追加される。
なお、同機能はAmazon CloudWatch Syntheticsが利用可能なAWSリージョンすべてで利用できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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